ジェーシービー(JCB)の「キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査 2019」(調査協力はネットエイジア)で、利用頻度が増えた人が多くなったことが分かった。調査は2019年12月9~11日の3日間、キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある全国の20~69歳の男女1000人を対象にインターネットで実施した。


 継続利用層(1000人うち865人)に、19年10月1日以降のキャッシュレス決済の頻度は以前と比べてどのように変わったか聞いたところ、「増えた」が55.5%、「変わらない」が44.4%、「減った」が0.1%になったという。キャッシュレス・消費者還元事業が始まったことでキャッシュレス決済をする機会が増えたという人が多いようだ。
 また、継続利用層で性年代別にみると、キャッシュレス決済の利用頻度が増えたという割合は若い年代で高く、20代男性で63.3%、30代男性で63.2%、20代女性で71.8%、30代女性で61.4%と、特に20代女性で高いことが分かったとのことだ。
 一方、キャッシュレス決済の新規利用層(135人)に、「キャッシュレス決済は使ってみると便利だったと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」が32.6%、「ややそう思う」が57.0%で、合わせた「そう思う(計)」が89.6%と、新規利用層の大半が利便性を感じているという。
 また、新規利用層に「キャッシュレス決済を、もっと早く使っておけばよかった」思うか聞いたところ、「そう思う(計)」は71.9%。男女別にみると、「そう思う(計)」と回答した人の割合は、男性81.1%、女性65.9%で、男性のほうが15.2ポイント高くなったとのことだ。

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