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「口蹄疫」(こうていえき)は、そんなにやばいのか?

「口蹄疫」(こうていえき)は、そんなにやばいのか?
(宮崎県のメッセージ)人には感染しない。感染牛は市場に出ない。万一食べても人体に影響ない。
「口蹄疫」、読み方は「こうていえき」。家畜(牛や豚)の病気のことだ。
宮崎県で発生し、知事が自衛隊に災害派遣を要請したと報道されたが、大きなニュースになっていないし、見慣れない文字、よくわからないままの人も多いのではないか。この機会にぜひ知っておこう。

口蹄疫は、牛・水牛・豚・猪・鹿・山羊・羊などが感染する伝染病。
感染すると、発熱し元気がなくなり、多量のよだれを出し、口や蹄(ヒヅメ)に水ぶくれができるなどの症状が出る。治療法はない。
成長した家畜だと死亡率は数%程度だが、エサを食べずに家畜としての価値がなくなるし、感染力が非常に強いので、蔓延防止のための殺処分が義務付けられている。

口蹄疫が発生した農場の家畜はすべて殺処分して埋め、周辺部において農場や車両の消毒、牛や豚の移動制限をするだけでなく、発生した国は家畜や肉の輸出を停止するなどといった、国をあげての大規模な対策となる。畜産業への打撃、食肉や乳製品の流通への影響など、本当に大変な病気なのだ。
初期の対策に失敗した2001年のイギリスでは1000万頭以上の羊や牛を殺処分する事態となり、総選挙を延期するほどの影響が出たぐらい。
そのため、今年発生した韓国や中国では、両政府ともすぐさま全力をあげて対策に乗り出している。

日本においては2000年、92年ぶりに宮崎県と北海道で発生したが、対処に成功し被害は740頭で済んだ。
しかしながら今回は、宮崎県での豚や牛への感染の広がりは止まらず、いわばパンデミック状態。宮崎県内で殺処分の決定は、すでに豚6万頭、牛5千頭近くに及んでいる。
東国原英夫宮崎県知事のツイッター「@higashitiji」ブログ(4月20日以降の投稿)を見れば、現場の宮崎県の大変さがひしひしと伝わってくる。

我々の体の安全には影響がないので、その点を心配する必要は全くない。ただ、国を揺るがす大きなニュースであるということは、知っておくべきではないだろうか。
(もがみ)

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