「それ、AKD砲!」
ヤホーで調べましたでおなじみの漫才師ナイツですが、個人的に大好きなのはこの野球漫才。
でももう大丈夫、私にはこのアプリがあるから。iPhone&iPad用アプリ「野球選手名鑑」を立ち上げて、80年代後半の「西武ライオンズ」をチェック。「いたいた、バークレオだ。あれ? ブコビッチでも成り立つのか!」といった具合に、プロ野球に関する日々の色んな疑問をこのアプリで解消しています。
昨年リリースされたアプリ「野球選手名鑑」。Wikipediaから引用された各選手のデータベースをオフラインで検索することが可能で、先頃2012年シーズンの最新情報にデータが更新されました(※データはキャンプイン時のもの)。Wikiの情報ならウィキ先生に直接教えてもらえばよくね? って思われるかもしれませんが、このアプリの優れているところはその圧倒的な検索性。独立リーグの選手も含めれば総勢6000人!にもおよぶ歴代のプロ野球選手の情報が、【選手名鑑】【年度別検索】【名前検索】の3通りから得ることができるのです!
まずは【選手名鑑】。これは2012年シーズンのプロ野球選手名鑑が12球団別に表示されます。書籍版の選手名鑑でもよくある編集スタイルですが、本だとどうしても小さくなりがちな監督やコーチについても選手と同様に情報が充実しているところがアプリならでは。むしろ監督になるような人種は並の選手じゃ太刀打ちできないほどエピソードが満載なので嬉しい限りです。
例えば、もっか絶好調中の横浜DeNAベイスターズ中畑清監督。メディアで取り上げられるとついついこれまでの略歴を振り返りたくもなります。そんな時このアプリがあれば、「あぁ清、うっかり歌手デビューしてたよなぁ」とか、「選挙に出たのってなかったことになってるよなぁ」とか、「横浜の監督もなかったことにならないといいなぁ」と思いを馳せることができちゃうのです。
【年度別検索】をタップすれば、日本プロ野球界のさらなる深淵に潜り込むことができます。なんと、正力松太郎が大日本東京野球倶楽部(後の東京巨人軍)を結成した1934年からさかのぼって選手を検索することが可能。実際に「1934年」を選択すると、表示されるチームは「東京巨人軍」のみですが、スタルヒンや沢村栄治、三原脩といったレジェンドの名前が次々出てきて、それだけでなんだか胸アツです。さらにはその年の打率ランキングや本塁打ランキング、防御率ランキングも表示可能で、プロ野球の歴史の重さを痛感することができます。こんな風にペナントレースという横軸に歴代の記録や歴史といった縦軸が絡んでくるのが、プロ野球の楽しさですもんね。
【名前検索】はもうただ単純に五十音順で歴代のプロ野球選手(6000人)が羅列されています。めちゃめちゃ充実してるアドレス帳みたいな感じです。
これを使っても色んな遊びはできちゃうのですが、とりあえず「歴代プロ野球選手で一番多い名字はなんだ?」って気になったので調べてみました。堂々の1位は「田中さん」で61名(代表格は田中マー君)。
App Storeの評価欄を見ても☆4つや5つの好評価がズラリのこのアプリ。数少ない要望として挙げられてるのは「選手の顔写真を入れてほしい」という点ですが、オンライン設定にすればすぐに「写真検索」できるようになっているので選手の顔を確かめたければそれでも十分。また、ブログやTwiiterアカウントを持っている選手にはそれぞれアイコン表示があってリンクも貼られているので、気になった選手のつぶやきや最新情報をそこから入手することも可能です。コレだけ充実の機能なのに、昨年350円だった定価が170円になり、さらに今なら開幕価格の85円! 観戦のお供に、野球ゲームのサポート役に、居酒屋談義の相棒に、是非ともオススメします。
という具合に今日もこのアプリで「阪神タイガース」の項目を見ていたら、新井・金本・ブラゼルでもAKB砲になるんだって今さら気づきました。アニキ、AKB砲見たいんで復活期待してまっせ!
(オグマナオト)