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展開が突飛でも、感情の流れでは嘘をつかない「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」脚本家・加藤陽一に聞く2

展開が突飛でも、感情の流れでは嘘をつかない「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」脚本家・加藤陽一に聞く2
「機動戦士ガンダムAGE」での、レベルファイブの日野晃博代表取締役社長/CEOとの出会いが非常に大きな出来事だったと語る加藤陽一さん。「AGE」では、20話、24話、30話、34話、38話、42話、46話で脚本を担当している。<br />Twitter:加藤陽一 (@yoichi_kato)
大ヒット上映中の「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」「劇場版アイカツ!」の両作品で脚本を担当した加藤陽一さんのロングインタビュー第2回。今回は、大ヒットコミックのアニメ化で話題になった「宇宙兄弟」でシリーズ構成を務める中、学んだことや、「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」のテレビシリーズに関しての話などをうかがっていきます。
(1はこちら)

──「ミラクル☆トレイン」と同じく、加藤さん自身にとって大きな経験となったという「宇宙兄弟」についてもお聞かせ下さい。
加藤 本当に面白い作品を作るためには、どこまで、どんなことにこだわるべきか、ということをあらためて実感したのが「宇宙兄弟」なんです。「宇宙兄弟」をやって、自分の書く脚本も変わったと思います。
──それは、どのような点で?
加藤 「宇宙兄弟」の原作を細かく研究したのですが、原作者の小山(宙哉)さんは天才だと思いました。ドラマやハートの部分はもちろんですが、物語作りの手法も素晴らしい。一つは、話の構成の仕方、時間の飛ばし方がすごくうまいんです。時間をうまく飛ばすことで、少ないページ数でも泣けるようになっている。もう一つは、「登場人物は一人一人が生きている」ということへの手を抜かないこだわり。キャラクターを生き生きと描くには、それしかないですよね。例えば、単純なところで言ったら、一つのできごとが目の前で起きた時、人が3人いたら全員違うリアクションするはずですよね。例えば、「劇場版アイカツ!」でも、いちごが単独ライブのタイトルを「大スター宮いちごまつり!」にすると言った時、蘭は「え?」となって、あおいは「何それ、穏やかじゃない」となり、あかりはその時点から「うわあ〜、星宮先輩すごい!」という気分になってる。それがキャラクター作りだと思うんですよね。「宇宙兄弟」の原作は、このようなキャラクター作りをものすごく高いレベルで徹底的にやっているんです。そのことにとても影響を受けました。

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