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「とと姉ちゃん」のモデル「暮しの手帖」はNHKをdisっていた『ぼくの花森安治』

暮しの手帖社創業者・大橋鎭子を主人公・小橋常子のモデルとするNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、昭和を代表するカリスマ編集者兼ライター兼グラフィックデザイナー・花森安治(《暮しの手帖》初代編集長)をモデルとする「花山伊佐次」を唐沢寿明が演じている。

花森安治関連書籍の出版や文庫化が相次ぐなか、映画ジャーナリスト・二井(ふたい)康雄さんの『ぼくの花森安治』(CCCメディアハウスKindle)が刊行された。
「とと姉ちゃん」のモデル「暮しの手帖」はNHKをdisっていた『ぼくの花森安治』

著者は1969年、大学卒業と同時に暮しの手帖社に入社し、創業者である大橋鎭子のもとで40年、編集者として働いた。入社してから8年間は、初代編集長である晩年の花森安治といっしょに仕事していたということになる。
2002年から退社までは《暮しの手帖》副編集長をつとめた。 

〈まるで、家庭そのもの〉


この本は題に花森安治と書いてあるが、著者自身の自伝でもあるし、また暮しの手帖社がどういう会社だったかということをめぐる回想記でもある。

著者が入社したころには、暮しの手帖社には定年がなく、組合がなく、残業手当もなく、タイムカードもなかったという。入社面接試験では支持政党を訊かれた(こういうのは、近年は訊いてはいけないことになってるはずだ)。
入社の前日、大橋鎭子の末妹でデスク担当の大橋芳子(美子のモデル)は二井青年に、
〈「明日から社員でしょ、そこの銭湯に行きなさい」と、タオルと石けんと入浴料をくれた。まるで、家庭そのもの、その心遣いが、嬉しかった〉...続きを読む

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