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村上春樹の頻出ワード「やれやれ」はスヌーピーの影響? ハルキスト聖地の店主による『村上春樹語辞典』

村上春樹の頻出ワード「やれやれ」はスヌーピーの影響? ハルキスト聖地の店主による『村上春樹語辞典』

ハルキストが集う聖地、荻窪のブックカフェ「6次元」のナカムラクニオさん&道前宏子さんが、500以上のワードで村上ワールドを読み解く『村上春樹語辞典』(誠文堂新光社)を刊行した。もはや代名詞となっているマジックワード(!?)「やれやれ」はもちろんのこと、「キズキ」や「直子」といった登場人物、「サンドウィッチ」や「スパゲティー」といった作中の印象的なフードまでをも網羅し、驚くほど濃密な村上愛が詰まった一冊に仕上がっている。

8月には村上春樹本人がDJをつとめるラジオ番組が放送されたり、10月には村上さん原作の映画『ハナレイ・ベイ』(『東京奇譚集』に収録の短編)が公開されたり、2018年は何かとトピックスが多く、秋に向け、さらに静かに盛り上がりそうな気配だ。
現在、ナカムラクニオさんは、さまざまなメディアで村上春樹の語り部としても活躍。テレビのディレクターとしてNHK Eテレの「世界が読む村上春樹 ~境界を越える文学~」の演出を手がけたり、「Exploring Murakami's world」というWEBマガジンで連載したりと、海外への情報発信も積極的に行っている。

ちなみに、村上さんご本人は「ハルキスト」というワードについて、「村上主義者」にしてはどうかと提案されているそうだ。理由は「戦前の共産党員みたいでかっこいいから」、らしい)。と、そんなわけでナカムラさんに、本書の楽しみ方や制作秘話などお話をうかがってみた。

村上さんは小学校時代の文集からすでに才能を発揮していた


村上春樹の頻出ワード「やれやれ」はスヌーピーの影響? ハルキスト聖地の店主による『村上春樹語辞典』

――本書は膨大な挿絵もすべてご自分で描かれているんですよね。とても洒落た絵で、村上さんの世界観にぴったりマッチしていました。どういう経緯でつくられた本なんでしょう?

いつかは出そうと思っていた企画だったのですが、なにしろ作品が膨大なため、実際につくるとなると10年はかかると思っていました。そんな折に誠文堂新光社の編集者にたまたま構想を話したところ、すぐに企画が通り、3、4カ月、書き続けて完成しました。
すべての絵を描くのがとても大変でしたね。物語を「絵」で表現するのがとても難しく、毎日12時間くらい、作業していました。ネタバレにもならないよう、さりげなくワンシーンを描くといった工夫をしています。
村上春樹の頻出ワード「やれやれ」はスヌーピーの影響? ハルキスト聖地の店主による『村上春樹語辞典』

あと、資料を買い集めるのも大変でした。10年以上かけて国内外の本屋さんで探したもので、さまざまな国の翻訳本や関連本、関連雑誌など1000冊以上あります。これだけ世界中をかけずり回って全資料を集めている村上ファンは、さすがにいないのでは? と思います(笑)。

――海外で出版されている春樹本の装丁を集めたページなどは圧巻でしたね! ほかにも、村上さんが西宮市立香櫨園小学校の卒業文集『ひこばえ』にて12歳で書いた「青いぶどう」という序文や、奥様の村上陽子さんが手がけたギリシア紀行『風のなりゆき』まで紹介されていてビックリでした。いますぐ文学館がオープンできそう……。村上さん本人も、ひょっとしたら所蔵されていないものがありそうですね。

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「村上春樹の頻出ワード「やれやれ」はスヌーピーの影響? ハルキスト聖地の店主による『村上春樹語辞典』」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    ピンボールは‥置くところがないか

    1
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