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泣いた「いだてん」26話「人見絹枝物語」。でももっと純粋に感動できたのではないかと思わなくもない

「男は負けても帰れるでしょ。でも女は帰れません」
「日本の女子選手の夢が、希望が、私のせいで断たれてしまう」

1928年のアムステルダムオリンピックに日本女性として初めて出場した陸上選手・人見絹枝(菅原小春)は、期待されていた100メートル走でまさかの予選敗退を喫したあと、予定になかった800メートルで勝負したいと訴えた。これに監督の野口源三郎(永山絢斗)や男子の陸上選手たちは、彼女には800メートルの経験がないだけに猛反対するが、人見は冒頭にあげたセリフを涙ながらに発して、出場を押し切る……。先週7月7日放送の大河ドラマ「いだてん」第26話での一幕だ。

「いだてん」では、教師として女子スポーツの普及に尽力したが、その途上、関東大震災で行方不明となった増野シマ(杉咲花)の意志を、人見が引き継ぐ形で描かれてきた。第26話ではそれがついに実を結んだ。
泣いた「いだてん」26話「人見絹枝物語」。でももっと純粋に感動できたのではないかと思わなくもない
イラスト/まつもとりえこ

シマや二階堂に後押しされ、人見は国際舞台へ


800メートルで決勝まで進んだ人見は、スタートダッシュするも、フィールドで見ていた野口たちの「下がれ、下がれ」の声を受けて、いったんはほかの選手たちの後ろにつき、後半に入って次々と抜いていった。その途中、未経験の競技ゆえ足が思うように動かなくなるが、それでも野口たちの「腕を思い切り振れ」との指示を受けて無我夢中で力走する。ラストスパートではドイツのラトケとの死闘の末、2位となり、日本女子初のメダリストとなる。自身もダンサーとして国際舞台で活躍する菅原小春は、まるで人見絹枝が乗り移ったかのような気迫であった。

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    「泣いた「いだてん」26話「人見絹枝物語」。でももっと純粋に感動できたのではないかと思わなくもない」の みんなの反応 4
    • 匿名さん 通報

      このあと、人見絹枝が、若くしてあっけなく亡くなるのを聞いて、ぐっときました。

      8
    • 匿名さん 通報

      スポーツの政治利用は、ロシア、中国、韓国を始め世界各国がやってることですからね。日本を批判するなら、まず、世界各国を批判すべきですね。

      4
    • 匿名さん 通報

      国際共通のあることを批判するなら、他国ではなく、まず自国の批判から、足下から始めなければ、何も変わらない。変えたいことがあるのなら、先ず身近な所から始めるのは順当です。

      3
    • 匿名さん 通報

      とてもいい回で見入ってしまいましたが、感動するのはまだ早いでしょう。だって宮藤官九郎の脚本だもの。途中いろいろ翻弄されて、結局最後ですよ。年末の大詰めまでは普通に見ますよ。

      2
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