一郎が“墓場まで持っていきたい秘密”は『カレンの華麗なるお仕置き』ハガキ職人・毒医者ヤブ太郎の正体が自分ということ。「家族にガッカリされたくなくて本当の自分になれない」と悩んでいたが、数真がこの番組のラバーバンドを着けているのを見つけ、全てを話そうと思い直していた。「あの人、こんなくだらないことを墓場まで持っていくつもりだったの?」と家族は大笑いし、数真は「毒医者ヤブ太郎のラジオネームを継ぐよ」と宣言した。
「科捜研の女」驚愕セーラームーン回、三石琴乃の「華麗なるお仕置き」と殺された祖父とラジオの謎14話
イラスト/サイレントT

セーラームーンはれっきとした伏線


もしも、自分がラジオ番組に送ったネタやラジオネームが家族にバレたとしたら……。考えただけで身の毛がよだつ。昨夏、テレビ朝日ではデジタル遺品を削除するドラマ『dele』が放送された。でも、死後に残る秘密はデジタルとは限らない。

全く展開が読めなかった14話。今回のあらすじを要約すると、厳格な祖父に愛人がいると思いきや、彼の正体は有名なハガキ職人。孫もリスナーだとわかってカミングアウトしようと思った矢先、番組ノベルティのピンヒールで殺されてしまったという話だ。よくもまあ、こんな脚本を書けるものである。ピンヒールが凶器とわかった瞬間、筆者はてっきり一郎に女装趣味があるのかと思ってしまった。違う。最優秀賞に選ばれたハガキ職人への賞品だ。考えてみてほしい。ノベルティグッズが赤いピンヒール。なんてリスナーを大切にする、太っ腹な番組なのか。

力づく過ぎる伏線も、それはそれでチャーミングだと笑って許したい。色々と唸る伏線だった。