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『おちょやん』“人たらし”のテルヲ(トータス松本)撮影所に潜り込み、千代(杉咲花)のもとへ――

『おちょやん』“人たらし”のテルヲ(トータス松本)撮影所に潜り込み、千代(杉咲花)のもとへ――
写真提供/NHK

このとき、守衛は、襟首にこけしの肩たたき棒みたいなものを指している。すごく気になるけど、誰もツッコまない。こういう笑い、嫌いじゃない。

小暮もお父さんのことで悩んでいた

大部屋で女優たちに囲まれているテルヲ。千代のお情けでカフェー・キネマに一晩泊めてもらうことになって、そこでもまた調子よく、監督ことカフェー・キネマの店長・宮元(西村和彦)と仲良くなっている。お金を稼ぐことができず、子どもにも苦労させてしまう人物ながら、人たらし的な魅力があって、それでなんとか生き抜いている。

演じているのがトータス松本だからカリスマ的な魅力があるのは当然。この笑顔は誰もに愛されてしまう。それに、人間、誰しも、自分が迷惑を被るまではその人物の本質にはなかなか気づけないもの。大部屋女優たちも、カフェー・キネマの人たちも千代のお父さん、ダメそうだけど楽しそうな人くらいの印象しか持っていないと考えられる。

千代が撮影所の中に入るのも届け出がないときは絶対に許可しなかった守衛すら、届け出のないテルヲを中に入れてしまうくらいだ。あの鉄の門番をどんな手を使ってすり抜けたのか。

千代はさぞ忌々しいことだろう。千代の苦しみは彼女以外、誰にもわからない。

カフェー・キネマで「大監督」と宮元を持ち上げて、喜ばれ、酒をたらふく飲むテルヲ。千代の貧乏な子ども時代をペラペラとみんなにしゃべってしまう。ブタの餌を食べた話なんて、人に知られたくない、そんな乙女心がわからないテルヲ。鶏のマネをしたのが俳優の才能の片鱗だったとか言い出す。それはそうかもしれないが。

テルヲにはイラッとするが、なつかしい子供時代の千代(毎田暖乃)が出てきてうれしかった。

カフェーの人達から、千代がお金を貯めていることを聞き出し、すかさずそれを当てにする。なんて面倒くさい父親。所長(六角精児)のもとへ、娘を主演女優にと直談判しに行く。この、どこでもすいすいすり抜けていける才能を建設的なことに生かすべきだが、そうできないのがダメ人間の悲しい性。

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おちょやん

おちょやん

NHK「連続テレビ小説」第103作目の作品。女優の道にすべてを懸ける杉咲花演じるヒロインが、喜劇界のプリンスと結婚。昭和の激動の時代に、大家族のような劇団生活を経て、自分らしい生き方と居場所を見つけていく。2020年11月30日~放送中。

2021年1月25日のレビュー記事

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