
柚月裕実の「Weekly“J”」#16<2月14日〜2月20日>
KAT-TUNの角材ペンラ
アイドルファン歴25年超の筆者が一週間の出来事からトピックを紹介しようというこのコーナー。2月14日からの一週間より、印象的なトピックスをご紹介します。【関連記事】KAT-TUN上田竜也 情に厚くまっすぐでユニーク、嵐・櫻井翔を守る“軍団”若頭
今週はツアーが決定しているグループから、グッズ販売の知らせが届いた週だった。
2月17日 KAT-TUN『15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN』
2月18日 NEWES『NEWS LIVE TOUR 2020 STORY』
2月20日 Sexy Zone『Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH』
このように、相次いでグッズ販売の発表・販売が開始され、Twitterでは関連ワードがトレンド入りを果たるなど賑わっていた。中でも目を引いたのが「角材ペンラ」。KAT-TUNの15周年のツアー『15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN』のペンライトが角材みたいだと話題を集めた。
6色に光るペンライトは、ピンク、レッド、オレンジ、イエロー、ブルー、パープルと、6人体制だったデビュー当時のメンバーカラーをそのままに、現在の3人体制を表したであろう三角形。角材と呼ぶ投稿に加えて、「数本集めたら薪」「どんどん原始的になっている」などの声もあった。
KAT-TUNの「We are KAT-TUN」という楽曲があり、その一節に<みんなの笑顔見てライブグッズにもこだわりたくなる>とある。続いて、<ペンライトがほぼ武器 空港検査ひっかかる>と自虐的に歌っているように、KAT-TUNはこれまでも個性的すぎるペンライトを出してきた。
2008年開催の『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』では剣を、2016年『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR "10Ks!" 』では銃のペンライト、『KAT-TUN LIVE 2018 UNION』は3本の矢を束ねた矢形、そして『KAT-TUN LIVE TOUR 2019 IGNITE』に至ってはダイナマイトと、ペンライトのデザインとは思えないちょっと物騒なラインナップ。そして今回、新たに角材にみえなくもないペンライトが加わった。
実際に角材を意識したかどうかは定かではないが、そう呼ばれる背景には伏線とも呼べるエピソードがある。2月14日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に亀梨和也が出演した際に、この日のMCを務める東野幸治が、亀梨の話題に入る前に、以前同番組に出演したメンバーの上田竜也について語った。
シンドラ『節約ロック』シリーズで主演を務めた上田竜也と共演のジャニーズWEST・重岡大毅について。重岡が「たっちゃーん」と上田の名前をふざけて呼んだところ、上田は足元に置いてあった角材を持って追いかけてきたというエピソードがあるのだが、それが東野の胸に刺さっていたようだ。
(ちなみに、上田は重岡との共演について「ダル絡みされましたが、ウザ楽しかった」とコメントしているように、本気の角材追いかけ事件ではないので誤解なされませんよう……)
「こんなジャニーズいてんねや!」と驚いた様子で語る東野に、亀梨は「キャラ設定に徹していて」とフォロー。東野は「このご時勢、角材なんて言葉聞かないじゃないですか!」としばし興奮気味だった。
東野から2021年の方針について聞かれた亀梨は、「今年、KAT-TUNが15周年なんで、アニバーサリーということでドーン!と3人で角材持って登場しようと」。東野のエピソードを拾って冗談交じりにコメント。右手では、なかなかに太そうな角材を担ぐ仕草をみせた亀梨だった。そんな経緯も相まって角材ペンラという言葉が飛び出したようだ。
一方、同時期に発表されたSexy Zone『Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH』のペンライトは、8角形の中心にバラの花を配したロマンチックなペンライト。Twitterでは「美女と野獣の世界みたい」などと反響が寄せられていた。
グループごとの個性は楽曲やパフォーマンスに出るが、ペンライトもグループごとや、ツアーごとに大きくデザインが変わる。同じ6色に光るペンライトでもこうも世界観が変わるのかと、ペンライトの奥深さを知った一件だった。
●柚月裕実の「Weekly“J”」アーカイブ
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※次回「Weekly“J”」を更新しましたら、Twitterでお知らせします
柚月裕実
Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。
@hiromin2013