農場で生乳を買うゴールマシンがW杯でアンダードッグになる——ハーランドという男の二つの顔

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マンチェスター・シティで4シーズン100ゴール超を叩き出す怪物が、ノルウェー代表ではアンダードッグとしてプレーする——。米メディア『NBC News』がFIFAワールドカップ2026の注目選手26人のひとりとして特集したエルリング・ハーランドには、世界が知らないもう一つの顔がある。



シティでは最強、代表ではアンダードッグ



ハーランドは自身のYouTubeチャンネルで「プロサッカー選手の1日」と題した動画を公開し、トレーニング前にチェシャー州の農場「Greenoaks Farm」に立ち寄る日常を紹介した。「ミルクはスーパーフードだ。胃にも肌にも骨にも筋肉にもいい」と語りながら生乳とトマホークステーキを買い込み、「片手に肉、もう片手に牛乳。最高だ」と笑顔で去るその姿は、ゴールマシンのイメージとはかけ離れた素朴さだった。同動画は660万回以上再生されている。



プレミアリーグで4シーズン100ゴール超を記録する世界屈指のストライカーも、ノルウェー代表ではアンダードッグだ。「2019年の代表入り以来、ずっと重圧を感じていた」と明かすハーランドだが、28年ぶりのW杯出場を果たした今は「以前より重圧に上手く対処できるようになった」と語っている。



父と32年越しで同じ舞台に立つ



ハーランドにとってこのW杯には、さらに個人的な意味がある。父のアルフ・インゲが1994年のアメリカW杯にノルウェー代表として出場しており、今回は父と同じアメリカの地でプレーすることになる。「父親と同じアメリカ開催のW杯でプレーできることは本当に特別で、信じられない」と語ったハーランドは、『CBS Sports』のインタビューで「国歌を聞いたら泣いてしまうかもしれない」とも打ち明けた。ノルウェー代表はW杯本大会でイラク・セネガル・フランスと対戦予定だ。農場で生乳を買い、父の夢を胸に刻み、大舞台に挑む——。それがエルリング・ハーランドという男の本当の姿だ。

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