NBAプレーオフの舞台で、コントのような「転倒劇」が起きた。クリーブランド・キャバリアーズの2選手がコート上のほぼ同じ場所で転倒し、それが原因で失点に。
ハーデンのフロップがチームメイトを転倒させた経緯
転倒劇が起きたのは、5月16日(現地時間)に行われたピストンズとの東カンファレンス準決勝第6戦。米スポーツメディア『Sports Illustrated』によると、キャバリアーズのベテランガード、ジェームズ・ハーデンが3ポイントシュートを放った際、コンテストに来たカニンガムとの接触を装い、足を蹴り上げながら派手に後方へ倒れ込む「フロップ(審判を欺くための転倒)」を見せた。しかし明らかに接触はなく、ファウルは当然コールされなかった。
同メディアはハーデンについて「コート上で正当な栄誉を数多く勝ち取ってきたスターガードだが、それと同時にこの時代のNBAで最も露骨なファウルハンターの一人として記憶されることは否定できない。しかもその癖は年齢を重ねるにつれて悪化する一方だ」と論じた。
キキャバリアーズの悲劇はその直後に起きた。ハーデンがスローインを投げ込もうとした瞬間、ウェイドは先ほどハーデンが転倒したまさにその場所で右足をすくわれて転倒。ボールはピストンズのトバイアス・ハリスに渡り、そのままコートを駆け上がってダンクを叩き込まれ、点差は15点に広がった。ハーデンがフロップで残した汗が、そのまま味方の足を引っ張った格好だ。
「歴史上最も完璧な映像」500万回再生の理由
しかしこの試合、ピストンズが114-94で快勝しシリーズ第7戦に持ち込んだ。キャバリアーズにとっての皮肉は、逆転の機運を断ち切ったのがハーデン自身のフロップで残した汗だったことだ。ハーデンがコートに倒れ込んだ場所でウェイドが足をすくわれ、ピストンズに易々とダンクを許したこの場面は瞬く間に拡散。
米スポーツメディア『Bleacher Report』がXに投稿した動画は500万回以上再生され、SNS上では「歴史上最も完璧な映像」「フロップの後に本物の転倒が来るという完璧な伏線回収」「ハーデンがトラップを仕掛けた」といったコメントが相次いだ。

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