日本代表が今大会のワールドカップで対戦する強豪オランダ。
両国をよく知る人物のひとりが、ハンス・オフト氏だ。
78歳のオフト氏は、1992~1993年まで日本代表監督を務めたオランダ人指揮官。
同氏は、『AD』のインタビューでこう語っていたという。
「日本は4年前のカタール大会ではドイツとスペインを破った。どちらも強豪国で油断は禁物だ。
日本人は礼儀正しいが、邪魔をしてはいけない。邪魔をすると容赦ない。
例えば、バイエルン・ミュンヘンの伊藤洋輝やスタッド・ランスの中村敬斗、そして、エールディヴィジ(オランダ1部)で活躍する選手たちがいる。
(日本人選手にとって)ベルギーやオランダへの第一歩は非常に重要。日本では才能ある選手たちはすぐにヨーロッパへ移籍したがるが時期尚早なことが多い。
オランダではNEC佐野航大のように優れた中間ステップを踏むことができる。
序列の15番手ではなく、5番手として加入する。段階を踏む方がいい。
「(日本代表のエースとして期待される)上田綺世のパフォーマンスは、周りの選手によって左右される。彼にとって重要なのは、ピッチ上のどこで起用されるか。
強豪国との対戦で彼はゴールから遠い位置でプレーしなければならない可能性があるが、それは彼にあまり向いていない。その場合、代表監督は別のタイプを起用するかもしれない。
日本とオランダは勝ち進むと思うが、スウェーデンも侮れない。チームとして荒削りな部分があるが、予選通過が遅かった分、プレッシャーは軽いかもしれない」
上田はオランダの名門フェイエノールトで今シーズン25ゴールを叩き出し、得点王になった。
ただ、ペナルティエリア内で強みを発揮するタイプなので、ロングカウンターを仕掛ける際には別のタイプのFWがカギになるかもしれないと見ているようだ。
なお、オランダ1部で3位に躍進したNECの佐野は、今大会のメンバーには選ばれなかった。
日本が戦うグループFは他にスウェーデンとチュニジアもいる。スウェーデンは欧州予選では0勝最下位だったが、UEFAネーションズリーグの成績で救われるとプレーオフを経て、今年3月に出場権を得た。
筆者:井上大輔(編集部)

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