現地メディアによると、アゼルバイジャンの主権財産基金であるアゼルバイジャン国家石油基金(SOFAZ)は今年第1四半期に22トン以上の金を売却しました。同基金が2012年に金の買い増しを開始して以来、金準備を減少させたのは初めてです。
アゼルバイジャン国家石油基金が23日に発表した四半期報告書によると、同基金は今年第1四半期、ポートフォリオに占める金の割合を昨年末の38.2%から35.6%に引き下げました。つまり、同基金は今年第1四半期に22.1トンの金を売却し、金保有量は178.1トンに減少したことになります。ある報道によると、アゼルバイジャン国家石油基金は近年、世界最大級の金の買い手の一つであり、各国の中央銀行と共に、金価格の度重なる歴史的最高値更新をけん引する中心的存在となっています。
一部の分析では、アゼルバイジャン国家石油基金が今後も金の大規模な売却を続ける兆候は現状では見られないとされています。今回の売却は主に内部の保有規則によるものです。同基金の公式サイトで開示された投資方針によると、ポートフォリオに占める金の割合の上限は35%で、最大4ポイントの変動が認められています。2025年末、金価格の持続的な上昇に後押しされ、同基金が保有する金の価値は総資産の38%を超え、実質的な上限である39%に迫っています。このため、適正な配分比率を維持するため、積極的に保有量を晴らす必要が生じました。
また、アゼルバイジャン国家石油基金の動きには市場に向けた一定のシグナルの意味もあるとの分析もあります。近年、国家レベルの主権財産基金による金の買い増しを象徴する存在だった同基金が純売り手に転じ、さらに最近ではトルコなど新興市場国も同様に金の保有量を減らしていることから、これまで金価格を支えてきた公的部門の買い需要が段階的に弱まる可能性があるとの見方も出ています。(提供/CGTN Japanese)











