中国メディアの第一財経は6日、中国で薬局の閉店ラッシュが起きているとし、その背景を報じた。

記事によると、中国で薬局の「閉店ラッシュ」が止まらない。

業界データをまとめる中康によると、2025年は全国で2万2000店の純減となった。24年第4四半期に減少へ転じて以降、薬局業界では再編が加速している。中小薬局の淘汰(とうた)が進む一方、大手薬局チェーンでは利益回復も見られている。

中国本土の証券市場に上場する薬局チェーン8社のうち、25年に純利益が前年同期比で増加したのは6社に上った。一方、業界では法令順守能力や専門性に乏しい中小チェーンや個人経営の薬局への圧力が強まっている。24年第4四半期から25年第3四半期までに減少した約2万店のうち、84.5%が中小や個人経営の薬局だった。

かつて薬局業界では、店舗数を増やすことが利益拡大につながっていたが、現在はそのモデルが通用しにくくなっており、上場している薬局チェーンの半数は店舗数を減らしている。中康は、今後3~5年で中国全土の薬局数が50万店以下にまで減少すると予測している。

各社は新規出店よりも既存店の効率改善へ軸足を移している。「一心堂」は25年と26年第1四半期に売上高が減少したが、純利益は増加した。同社は「粗利益率改善、不採算事業の整理、コスト管理強化が要因」としている。

「益豊薬房」も店舗網の最適化やコスト削減を進め、純利益成長率が売上高成長率を上回った。

「大参林」はAI(人工知能)を活用した在庫補充システムを導入し、欠品率低下や在庫回転効率改善につなげている。(翻訳・編集/北田)

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