浙江省徳清県にある浙江省トキ救護保護基地で5月6日、トキのヒナが孵化(ふか)しました。その結果、同県に生息するトキの個体数は1000羽に達しました。
基地の飼育員によると、ヒナは5月5日午前7時40分に卵をつつき始め、約23時間をかけて6日午前6時41分に殻を破って生まれました。体重は約48.3グラムで、健康状態は良好です。
トキは「東方の宝石」とも呼ばれ、世界的に絶滅危機種に指定されている鳥類の一つです。浙江省徳清県は野生個体群の生息域を拡大するために、2008年に陝西省から10羽のトキを導入しました。研究者らはその後、飼育、繁殖、野生復帰などの技術的課題を克服し、トキの個体数を着実に増やしてきました。現在、徳清県で孵化したトキ1000羽のうち、人工繁殖が469羽、野外での自然ふ化が531羽です。発足当初は1棟しかなかった基地は、この18年間で20棟にまで増設され、孵化したヒナの生存率は当初の33.76%から97%にまで向上しました。
トキのような絶滅危惧種を守るには、人為的な介入と繁殖だけでは不十分です。徳清基地は2014年に初めて、事前野生化訓練を経たトキの野外放鳥を実施しました。その後、放鳥地域は浙江、江蘇、湖南など各地に広がるなど、中国南部におけるトキの生息分布域は絶えず拡大しつつあります。(提供/CGTN Japanese)











