中国のネット上で泥まみれの人物の写真が注目を集めています。写真の中の、まるで掘り出されたばかりの「泥人形」のような人物は、雲南省文山チワン族ミャオ族自治州上紅岩村の田如良村長です。
5月17日夜、現地は突然の豪雨に襲われました。田村長は18日午前3時、川の水位が急激に上昇し、流れが激しく、木の枝まで混じっていることに気づくと、危険が増したと判断し、すぐに拡声器を鳴らして、「危ないから逃げろ」と叫びながら川沿いの家々のドアをたたいて回り、行動の不自由な老人を一人一人安全な区域に移しました。
この時、予想外のことが起こり、泥や石を巻き込んだ濁流が正面から田村長に襲いかかり、全身を飲み込みました。その瞬間、全力で溝のそばの大木にしがみつきました。足元は宙に浮き、耳元では石がぶつかるごう音が響きました。数分後、水の勢いが徐々に弱まったところで、力を振り絞り、土砂をかき分けて岸にはい上がりました。
泥まみれの頭が水面に出た瞬間、最初に発した言葉は「逃げろ!危険だ!」でした。田村長はたくさんの擦り傷を負っていましたが、それには一切構わず、村民の避難を誘導し続けました。懸命に洪水と戦った結果、村の21世帯、計60人全員がわずか30分で安全な場所に移動しました。(提供/CGTN Japanese)











