中国とパキスタンは26日、共同経済回廊の開発を強化し戦略的関係を深化させることについて、「新しい広範な共通認識」に達したと発表した。ロイター通信が伝えた。
ロイター通信によると、両国の共同声明はパキスタンのシャリフ首相が北京を訪問し、中国の習近平国家主席と25日に会談した後に公表された。会談で習主席はシャリフ首相を「旧友」として歓迎。両国は何十年にもわたり「互いを理解し、信頼し、支え合ってきた」と述べた。
声明は「双方は合意されたモデルの下、第三国が『中国・パキスタン経済回廊(CPEC)』の開発に参加することを歓迎する」とし、両国は中国主導のシルクロード経済圏構想「一帯一路」の旗艦プロジェクトであるCPECの「質の高い」発展を推進し、パキスタンのグワダル港を開発し、道路および港湾の連結を強化することで一致した。これらの計画にはクンジェラブ峠や中国とパキスタンを結ぶ主要な陸路である「カラコルム・ハイウエー」の改良が含まれている
中国がパキスタン南西部で行っている大規模なインフラ投資プロジェクトに対するイスラム過激派の攻撃やパキスタンと米国との関係改善など、二国間関係を複雑化させる要因も存在する。しかし、習氏は「国際情勢がどのように変化しようとも、中国は近隣外交において常に中パキスタン関係の発展を最優先事項としている」と言明した。
中国中央テレビ(CCTV)によると、中国はパキスタンとの農業、工業、人工知能(AI)人材育成における協力強化を呼び掛けた。また、より緊密な運命共同体を構築する用意があるとし、習氏はハイレベル交流の維持と戦略的コミュニケーションの強化を強調したという。
これに対し、シャリフ首相は「中国とパキスタンを『鉄の兄弟』のような関係にある二つの国」と呼び、その関係は「他に類を見ない」と強調した。
シャリフ首相には最近、イラン指導部との会談のためテヘランを訪問したパキスタン陸軍参謀総長のアシム・ムニール氏が同行した。
パキスタンによるイラン戦争の仲介が始まって数週間後、米国はイランとの交渉で進展があったと報告している。習氏は「平和のために前向きな努力をされたことを承知している。パキスタンが果たした建設的な役割を高く評価している」と称賛。中パ両国は中東和平を回復するための5項目からなるイニシアチブの早期採択への支持を改めて表明し、その実現に向けて積極的な貢献を行う意向を示した。(編集/日向)











