中国は米国との戦略的競争が激化する中、技術漏洩防止を強化するため、商業秘密保護の範囲をデータやアルゴリズムにまで拡大した。シンガポールメディアの連合早報が2日、米ブルームバーグの報道などを引用して伝えた。

中国国営中央テレビ(CCTV)によると、1日に施行された改正「商業秘密保護規定」は、中国の法律がデータやアルゴリズムなどのデジタル資産を商業秘密として保護する初めての事例だ。

中国が「新たな質の生産力」の育成を急ぐ中、データや人工知能(AI)などの分野における技術資産は、経済の成長と産業の高度化を支える重要な基盤と見なされている。

国家市場監督管理総局による新たな規定は、リモートワークおよび国境を越えた企業間連携における厳格なセキュリティー要件を示し、企業に対し、従業員の役職によるファイルアクセス制限や機密情報の非公開、ユーザー活動の追跡などの保護措置を講じることを求める。国外で行われた商業秘密の侵害も対象としているが、その執行方法については具体的に明記していない。

中国共産党機関紙の人民日報は、新たな規定について「デジタル時代の発展の趨勢に順応し、商業秘密の行政保護に関する詳細な規則の空白を埋めるものだ」とし、「デジタル経済の発展に伴い、データやアルゴリズム、コンピュータープログラム、コードなどのデジタル資産は、企業にとって核心的な商業秘密となっている。電子的な侵入やリモートスクレイピングなどが企業の商業秘密に対するますます大きな脅威となっている」と指摘した。

国家市場監督管理総局は、新たな規定と並行して、1日から1カ月にわたる取り締まりキャンペーンを開始した。バイオ医薬品や半導体、AIなどの主要分野に重点を置き、「悪質な人材引き抜き」や商業秘密を携えて転職する従業員を厳しく取り締まる。(翻訳・編集/柳川)

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