中国の第1四半期(1-3月)の集積回路の輸出額が前年同期比77.5%増の724億7000万ドルに達した。うちメモリ製品の輸出額は同174.2%増の459億9000万ドルだった。
広東省深セン市にあるメモリ製品を18年にわたり輸出している電子テクノロジー企業は、製品の80%が海外へ輸出されている。同社の責任者は、「目下のメモリ市場は『売り手市場』だ。これまで海外の大手代理店やシステムインテグレーターと取引を成立させるハードルは高かったが、今では向こうからやって来て協力関係を求めるようになった。発注数も金額もかなり大きくなり、当社の今年第1四半期の輸出額も大幅に増加して前年同期の3倍になった」と説明した。
メモリ製品輸出の大幅増加の影響はサプライチェーンのサービスの各プロセスにも広がっている。ある物流企業の責任者は、「今年に入ってから、当社のメモリ製品輸出関連業務の受注量が2倍になり、業務1件当りの金額が1億元(約23億5000万円)を超える高額の注文が目に見えて増加した」と述べた。
深セン南冠物流の陳家和(チェン・ジアホー)副社長は、「1月から現在までの間に、会社全体で貨物輸送業務の受注量が約20%以上増加した。うちメモリ製品輸出関連の受注は100%増加し、1件当たりの製品価格が1億元を超える注文が5~6件ほどあった」と説明した。
業界関係者は、「メモリ製品輸出の爆発的な増加は、世界的な需給バランスの不均衡という周期的要因もあれば、中国メモリ産業の産業チェーンの高度化、市場シェア拡大という産業構造の変革などの要因もある」と指摘する。
深セン市電子商会の謝明(シエ・ミン)副事務局長は、「昨年3月と比べると、メモリ価格は10倍近く跳ね上がり、中には十数倍になったものもある。価格の大幅上昇が主な原因となり、輸出総額が増加した。中国国産ブランドは海外ブランドとの価格差が大きく、価格競争力は非常に高い」との見方を示した。











