6月11日に開幕するFIFAワールドカップ2026には、日本代表が8大会連続8度目の出場を決めており、グループFでオランダ代表、チュニジア代表、スウェーデン代表と対戦する。
自身初のW杯に臨む荒木主審は「我々がワールドカップのピッチに立てるようになったのも、日本サッカー協会をはじめJリーグの方々、そして我々に関わる皆さんの後押しがあって、こういう結果が得られたと思います」と感謝の言葉を述べ、「そういった方々の思いを胸に、アメリカ、メキシコ、カナダの地で我々ができることを精一杯やっていきたい」と意気込み。「日本サッカーの価値を上げるために一生懸命頑張ってくるぞ、と心底思っています。正直、我々もワールドカップに審判員として参加するということが、それぞれの国のレフェリーのレベルを示す基準というのもある」と、世界中が注目する舞台で日本のレフェリングを見せたいとした。
そんな荒木主審はサッカー少年と過ごしてきた中で、審判員を目指したきっかけは意外なものに。「高校生の時に部活動の中で誰か2名審判の資格を取らなければならず、じゃんけんで負けたのがきっかけです」とエピソードを明かした。しかし、その後は大学時代に全日本サッカー少年大会(現、JFA 全日本U-12サッカー選手権大会)の決勝で主審を務めたことをきかっけにプロを目指すことに。JFAレフェリーカレッジに7期生として入学すると、2013年からJリーグで主審を担当。2016年にJ1で初主審を務めると、2017年に国際審判となり、2018年からはプロフェッショナルレフェリーとして活動することとなった。
カタール大会を終えてからの4年間、日本人主審としてW杯に向けて強い意気込みを持って活動していたという荒木氏。「ワールドカップに行かなければいけないという意識はありました。最初は誰が行くかわからない中で、日本人の中から誰かが必ず参加しなければならないという話もしていました」と語った中、2023年のFIFA U20W杯やAFCチャンピオンズリーグ、そしてW杯予選も担当するなど、重要な試合を任されることに。
2025年には、今回副審としてW杯に参加する三原純氏とともにJリーグ最優秀審判賞を受賞した荒木氏。日本人主審は、これまでW杯で14試合を担当しているが、2014年のブラジル大会の開幕戦(ブラジル代表vsクロアチア代表)で西村雄一氏が主審を務めて以降、2大会は試合で主審を担当していない。荒木氏は「ここ2大会、日本人として主審として笛を吹く機会がなかったので、自分が担当したいという強い思いがあります」と語り、「今大会で爪痕を残して、次の大会も狙える位置に自分も行きたい」と決意表明。「コンディションをしっかり調整し、いつアポイントが来てもいい状態で日々過ごすことが重要だと思っています」と、長い大会期間でしっかりとコンディションを整えることは、これまでW杯を経験した先人たちからの教えでもあるとした。そして、いつどの試合を任されるかはギリギリまでわからない。「いつ何が起こるか分からないので、どこに調整を合わせてというよりは、いつでもできる状態で日々を過ごすことが重要。待ち時間は長いですが、待っている分だけ自分の思いも高まっていって、ピッチでその思いを出せると思う」と語り、「いつでも全力のパフォーマンスを出せるように準備していきたいです」と、割り当てられるその時に備えて行きたいとした。
取材・文=菅野剛史(サッカーキング編集部)

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