先発出場した姫野誠は、首位・鹿島を相手に中央からのドリブル突破や鋭いクロスで好機を演出。チームとしても鹿島相手に互角以上の戦いを見せていた。「やりたいこと自体はできていました。下を向く必要はない」と一定の手応えを口にしたものの、結果は敗戦。「百年構想リーグを通して結果を出さなきゃいけない中で出せなかった。そこは反省するところ。それが1位と12位の差」と、結果を掴み切る部分で力不足を感じたとした。
久々にJ1の舞台で戦う千葉にとっては、この半年間のリーグはある種の力試しの舞台でもあっただろう。もちろん結果を求めて戦ったが、長らく離れている間にJ1とJ2の力の差は広がっている。小林慶行監督も鹿島との差を試合後に口に。「彼らは自分たちのペースで戦えなかったとしても勝ち点を持ち帰ることができる。そこが自分たちが本当に見習わなければいけない」と、苦しい状況であっても、しっかりと勝ち点を奪うことが重要だとした。
すでに順位は決まった中、最終節は宿敵・柏レイソルとの“千葉ダービー”だ。アカデミー時代から鎬を削ってきた因縁の相手に対し、「順位が決まっていても、関係なく勝たなきゃいけない試合」と言い切る姫野。「順位は決まっているけど、ある意味割り切ってレイソルに勝つことだけを考えて準備したい」と、誇りと意地を懸けた最終戦へ強い執念を燃やしていた。
取材・文:菅野剛史(サッカーキング編集部)

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