オイスカ浜松国際の大橋令和(れお)遊撃手(3年)が6日、プロ志望届を提出した。「野球選手になるのが、小さい頃の夢だった」。
遠い夢だったプロ入り。入学当初から身長はほぼ変わっていないが、体重は14キロ増の70キロとパワーアップ。3年春からプロスカウトが訪れるようになった。今夏は駿河総合との初戦で敗退したが、9球団のスカウトが視察するなど、現実味を帯びてきた。
手塚治虫の人気漫画「ジャングル大帝レオ」が名前の由来で、新元号と同じ漢字で注目を浴びた。今夏は俊足好打の右打者として出場していたが、両打ちをこなせる器用さもある。入学後から捕手や二塁守備にも就き、経験を積んだ。
社会人野球でプレー経験がある同校の永井浩二監督(54)は「育ててもらったらかなりものになる」と期待を寄せた。目標は西武・源田壮亮内野手。育成契約でもプロ入りの意志を貫くつもりで「守備がうまい選手になりたい」と目を輝かせた。
(伊藤 明日香)
◆大橋 令和(おおはし・れお)2007年7月2日、静岡・焼津市生まれ。18歳。小3で和田小野球少年団で野球を始め、和田中では軟式野球部。オイスカ浜松国際では1年夏から背番号6のレギュラー。178センチ、70キロ。右投右打。