◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―1巨人(19日・神宮)

 ヤクルトが巨人に連勝して首位をキープした。巨人相手に開幕2カード連続勝ち越しは2012年以来14年ぶり。

3連戦に限れば昨季は巨人に1度しか勝ち越しがなかったが、早くも上回った。9回は守護神のホセ・キハダ投手(30)が試合を締め、プロ野球新記録となる初登板から8試合連続セーブを挙げた。

 プロ先発のドラフト4位左腕・増居翔太投手(25)=トヨタ自動車=は5回75球を投げて2安打1失点4Kと好投し、プロ初勝利を挙げた。ヤクルトの新人が初勝利を巨人戦でマークしたのは16年の原樹理以来10年ぶり。子どもの頃は巨人ファンだった増居は、12日のプロ初登板で1回1安打無失点に封じて初ホールドを記録した巨人相手に再び好投した。

 打線は1点を先制された直後の4回。無死一、二塁でも犠打は選択せずに強攻策。3番・古賀は遊ゴロで1死となったが、4番・オスナが15試合ぶりの2号逆転3ランを左翼席にたたき込んだ。

 昨季までヤクルトの主砲として長く活躍し、今季からホワイトソックスに移籍した村上宗隆内野手(26)は史上4人目、日本人選手では史上初のデビュー戦から3試合連発と最高のスタート。4月に入ってやや勢いが止まっていたが、前日には6号満塁本塁打、この日も2戦連発の7号ソロと息を吹き返し、ルーキーながら本塁打王争いでトラウト(エンゼルス)らと並んでリーグ3位につけている。

 一方で村上の抜けたヤクルトも開幕5連勝の好発進。この日も勝利して14勝5敗の貯金9となった。

不思議なのが村上の活躍と連動していること。日本時間で村上がホームランを打った日は4戦全勝(3号、5号の日は試合なし)となっていたが、負けなしの5連勝と数字を伸ばした。池山監督は試合前に「本当に? 彼が置いて行ったパネル(の効果)が出てると思う。『勝て』ってサインが書いてあるパネル。クラブハウスにあるよね。だから彼が打つと我々が勝つということやろ? 今日も打ったの? じゃあ勝たないといけないね」と笑っていたが、有言実行した。

 球団広報によると、神宮クラブハウスには22年に村上がNPBの日本出身の選手としては王貞治(巨人)を抜いて史上最多の56号を放った際のパネル写真があるといい、村上が渡米前に「勝て!!」と直筆でしたためた。今もそのパネルが飾られているといい、MLBに移籍した今も“本人”がチームを鼓舞し続けている。村上の本塁打(日本時間)とヤクルトの試合結果は以下の通り。

▽3月

27日 1号ソロ→○3―2

29日 2号ソロ→○5―3

30日 3号ソロ→試合なし

▽4月

5日 4号2ラン→○7―5

15日 5号2ラン→試合なし

18日 6号満塁→○4―3

19日 7号ソロ→○3―1

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