◆第33回青葉賞・G2(4月25日、東京競馬場・芝2400メートル、2着馬まで日本ダービー・G1の優先出走権)

 ダービートライアルの第33回青葉賞・G2(25日、東京=2着まで優先出走権)にサガルマータが出走を予定している。抽選対象だが、23年セレクトセール(当歳セッション)で5億2000万円の値がついた期待馬。

同年のサラブレッド血統登録頭数7777頭の頂点へ挑む同馬の成長ぶりを、セールも取材した大阪本紙・山下優記者が「見た」でひもとく。

 福永調教師「少しずつではあるけど、成長を感じます」

 世代の頂点は諦めていない。サガルマータは21日、栗東・CWコースをゆっくりと周回。全身を使った柔らかい動きで、雰囲気はいい。自ら騎乗し感触を確かめた福永調教師も「少しずつではあるけど、成長を感じます。ちょっとずつ動けるようになってきた」と納得の表情だった。

 23年のセレクトセールでは、当歳セッションで5億2000万円で購買された。馬主の前田幸治氏が、「最大の開業祝いです」と福永師に預託した素質馬。当時、会場で取材をしていたが、熱気はムンムン。盛り上がりがすごく、記者も興奮したのを覚えている。

 前走では豊富なスタミナを証明

 調教を重ねても動きの質が伴ってこないことから、デビュー予定は遅れた。ようやく迎えた昨年12月の新馬戦は3着。

それでも、上がり3ハロンは最速タイと内容は悪くなかった。距離を2400メートルに延ばした前走は、向こう正面から長く脚を使って抜け出し初勝利。豊富なスタミナを証明した。

 「心肺機能がいいし、距離を延ばして良さが出た。東京の2400メートルを使いたいと思って」とトレーナー。その高値ばかりがクローズアップされるが、自身も経験を積みながら、しっかりと上昇曲線を描いている。また、舞台適性を感じているからこそ、青葉賞への参戦となったのだろう。

 まずは抽選をクリアする必要があるが

 15日の1週前追い切りでは、新コンビを組む横山武が騎乗した。追走して遅れたが、CWコースで6ハロン81秒8―11秒7。この馬としてはしっかりと動けていた。「競馬にいっていい馬。相手は強いけど、期待しています」。

まずは抽選をクリアする必要があるが、もし勝てば国内セールで取引された馬のなかで、史上最高額の重賞勝ち馬となる。歴史に名を残す走りを期待したい。(山下 優)

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