広島・新井貴浩監督が24日、苦境打開に向けてドラフト1位・平川蓮外野手=仙台大=を熱血指導した。マツダスタジアムで行われた指名練習。

直近3戦で13打数1安打7三振と苦しむ両打ちのルーキーに対し、「(左右両打席に)共通したところ。ワンポイントだけかな」とスイングの実演を交えながらアドバイスを送った。

 修正ポイントは、主に投手側の肩(右打席なら左肩)の使い方だという。マンツーマン指導は、ティー打撃中に約15分間にも及んだ。さらにフリー打撃を見守った後も追加で約5分間。試合のない練習日を有効活用し、悩める新星に手を差し伸べた。

 オープン戦で12球団最多21安打を放ち、球団史上初の開幕1番を務めた平川。3月31日のヤクルト戦(神宮)で右肩を負傷し、戦線離脱した。地道なリハビリを経て、19日・DeNA戦(マツダ)の復帰戦でマルチ安打をマーク。ただ、一線級の投手と対戦を重ねる中でズレが生じていた。「色々なことを考えているし、考えられる子でもある。今は相手どうこうじゃなしに、考えすぎて自分で自分を崩してしまっている状況」と指揮官。

対話を重ねながら「(思考を)クリアにしていった」とシンプルな考えを説いた。平川は「ピンポイントで言ってくれたのが一番良かった」と感謝した。

 チームは22、23日のヤクルトとの本拠戦で2戦連続の完封負けを喫するなど、深刻な得点力不足に苦しむ。チーム打率2割4厘、48得点は23日終了時点でともに12球団ワースト。直近5試合で4得点しか奪えていない。23日の試合後にはファビアンの2軍再調整が決まった。借金6からの巻き返しに、個々の奮起が何より不可欠な中で新人リードオフマンが背負う期待も大きい。新井監督は「本人もすごく納得していたし、いい時間だった」と振り返った。25日からは敵地で阪神2連戦。平川の復調を足がかりに、ここから逆襲開始だ。(直川 響)

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