◆第173回天皇賞・春・G1(5月3日、京都競馬場・芝3200メートル)

 1984年のグレード制導入以降、牝馬は<0・0・1・30>と結果が出ていない一戦。そんなデータが分かっていても、アクアヴァーナル(牝5歳、栗東・四位洋文厩舎、父エピファネイア)には魅力を感じずにはいられない。

 前走の阪神大賞典は6番人気で2着。2走前の万葉Sから斤量が3キロ増え、初の重賞挑戦ながら健闘した。しかし、担当の安部厩務員は「ちょっと重かったんです」と説明する。今回は短期放牧を挟んだが、「帰ってきた時のシルエットがすごくよかったんです」と同厩務員。状態面の上積みに手応えをつかむ。

 今回は5戦2勝、2着3回と連対率10割の京都に替わる。「心臓のよさに体も追いついてきた感じです。距離も延びた方がいいと思います。いい形で、いい条件のG1に使えます」と安部厩務員。歴史の変わる瞬間が見られるかもしれない。(山本 武志)

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