◆JERAセ・リーグ 巨人1―5ヤクルト(4日・東京ドーム)

 戸郷は投げる腕を今までよりも少し上げて、真っすぐの威力は151キロをマークするなど若干アップしたけれど、頼みのフォークの落ちが悪くなってしまった。初回の武岡こそストライクからボールになるフォークで三振を取れたが、あとはファウルにされたり、見極められたりしてしまう。

 もともと真っすぐはそれほどコントロールがいいわけでもないし、この日もシュート回転したり、逆球も多かった。2、3年前なら打ち取れたはずが、フォークもストレートも簡単に打たれてしまって、自信を失い、疑心暗鬼になってしまっている感じだね。

 どうすれば、いいかって? フォークの握りを考えてみてはどうだろう。握力を強化する手もある。投げるテンポもゆっくりにして丁寧なピッチングを心がける。などと俺も何とか答えを出そうと考えていたんだが、正直言って困ってしまったよ。

 首脳陣も同じだと思う。だとすれば、もう俺を含めて誰のアドバイスも聞かないで、自分で悩んで悩んで、はい上がるしかないんじゃないか。開き直って、自分の球は最高だと、思えるようになるまで、もがいてほしいね。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

編集部おすすめ