巨人の阿部慎之助監督(47)が7日、腰を据えて戦う方針を強調した。ゴールデンウィーク9連戦は3勝6敗でセ・リーグ唯一の負け越し。
悔しい結果となったゴールデンウィークを終え、阿部監督は気持ちを切り替えた。9連戦は広島、阪神、ヤクルトに3カード連続負け越しで3勝6敗。この間のチーム打率は1割9分、相手先発が左腕の試合は4戦全敗だった。「焦らず、慌てず、しかないよね。そんなカンカンカンカン打てるもんじゃないしね」。課題は成長への良薬と受け止め、今季のスローガン「前進」の通り前を向いた。
ここまで33試合、17勝16敗の貯金「1」でリーグ3位。首位・阪神を3・5差で追う。野手では岡本がメジャー移籍し、昨秋に両股関節手術を受けた吉川は4月26日に1軍初昇格。
今季は相手左腕が先発の試合は5勝10敗。チーム全体の課題となる中で、対左投手の打率は浦田が1割5分2厘、佐々木が1割3分3厘、中山が6分3厘と期待の左打者が、必死にもがいている。「左対左」が改善できれば出場の幅が広がる。試合前練習では打撃マシンの球を左投手の軌道に設定したり、センターから逆方向への打撃を徹底するなど工夫。橋上オフェンスチーフコーチは「急に改善するわけじゃないですから。根気強く」と長い目で見て助言を送っている。
経験の少ない選手が多い中で、失敗は次への糧になる。「全員がミスをする。もう一回失敗していいぞ」と若手のチャレンジ精神を後押しする阿部監督。
リーグ優勝した24年は33試合終了時点で勝率5割、首位・阪神を2・5差で追っていた。少しずつ力をつけ、終盤の大混戦を制して頂点に立った。阿部監督は今季も「やっぱり8月9月をどう乗り切るか」と勝負所の夏場以降にスパートをかける2年ぶりの「Vロード」を思い描く。そこまでは1つでも多くの貯金を目指しつつ、我慢もしながらチーム力を上げていく。
固定観念を持たず、育成選手出身の平山ら新しい力も躍動している新生・阿部巨人。ペナントレースは長い道のり。まだ110試合ある。(片岡 優帆)










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