◆サッカー全道選手権兼天皇杯北海道代表決定戦▽決勝  札幌大1ー0BTOP北海道(10日・札幌サッカーアミューズメントパーク)

 札幌大が4年ぶり26度目の天皇杯切符を勝ち取った。昨年の道リーグを制したBTOP北海道との戦いは、後半10分にFW山口莉生(4年)が挙げた1点を守り抜き、1―0で競り勝った。

1―1からのPK戦を制した前日9日の北海道十勝スカイアース戦で、7人目で登場して外していた山口は「汚名返上の一発です」と満面の笑みを見せた。

 新体制で最高のスタートを切った。昨年までコーチを務めていた沢田恒氏(34)が今年、監督に就いた。札幌生まれでOBでもある新指揮官は、大学卒業後に単身ドイツに渡り、アマチュアクラブからスタートしてプロ契約を勝ち取り、J1湘南でもプレー経験がある。JFL青森のコーチとなった河端和哉前監督(44)の後を受け、指導者として踏み出した新たな一歩に「前監督の河端さんがずっと鍛え上げてくれていたので。スタッフ陣含め、全員がサポートしてくれたおかげ。チーム一丸となったことが勝利につながった」と頭を下げた。

 沢田監督の指導モットーは「彼らの成長が何よりも一番。主体性を大事にしている」。殊勲弾の山口は「一人一人の自由が増えた。大枠は決まっているが、最後の部分だったりは、色というか、華を出せる」と好感を口にする。方針を受け伸び伸びとグラウンドを駆け回り、結果につなげた。

 前回出場の2022年は17年ぶり勝利も飾ったが、2戦目でJ1川崎に0―5で敗れた。沢田監督は「1つでも多くプロのチームに勝てるように、精一杯やっていきたい」と高みを目指し、8月の本番に備えていく。(砂田 秀人)

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