バルセロナのハンジ・フリック監督が、ラ・リーガ連覇の喜びを語るとともに、父の死についても言及した。スペイン紙『マルカ』が伝えた。


 10日、ラ・リーガ第35節が行われ、バルセロナはホームにレアル・マドリードを迎えた。伝統の一戦である“エル・クラシコ”でバルセロナは引き分け以上の成績を残せば、ラ・リーガ連覇が決定する状況だった。

 バルセロナはFWラミン・ヤマル、レアル・マドリードはキリアン・エンバペ不在の中、試合は早々に動くことに。9分にマーカス・ラッシュフォードが直接フリーキックから先制ゴールを決めると、18分にはフェラン・トーレスが追加点。バルセロナは反撃を許さず、2ー0で勝利し、29度目のリーグ優勝を決めた。

 監督就任から2シーズン連続でのラ・リーガ制覇を果たしたフリック監督は「この瞬間は決して忘れない。私のチームは素晴らしく、本当に嬉しい。選手たちをとても誇りに思う」とコメント。また、“エル・クラシコ”での優勝決定には「ファンと共にクラシコでレアル・マドリードに勝利できたことは、この上なく感動的だ」と、大きな喜びであると語った。

 スコアこそ2ー0に終わったが、試合については「厳しい試合だったが、この日は決して忘れない。チームメイト、会長、ユステ副会長、そして応援してくれたすべての人たちに感謝したいと思う。何よりも、このような素晴らしいチームの一員であることを誇りに思う。
毎試合、闘志あふれるプレーを見せてくれてありがとう」と、感謝の気持ちを述べた。

 見事な結果を残したフリック監督だが、試合前には父親が他界したという悲しいニュースが。大事な試合前に伝えるか悩んだものの、ファミリーであるという理由で公にしたと決断を明かした。

「今朝、母から電話があり、父が亡くなったと知らされた時、このことを説明すべきか、それともチームには伏せておくべきかを考えた」

「ただ、結局のところここはひとつの“家族”のような存在だ。私は彼らに伝えたいと思った。そして彼らが見せてくれた反応を、私は一生忘れることはないと思う。この素晴らしいチームのために働けることを、心から幸せに感じている」

 大一番の前に父の死を共有したフリック監督の決断に、選手たちもホームでの“エル・クラシコ”という特別な舞台で見事に連覇を決めることで応えることとなった。


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