◆JERAセ・リーグ ヤクルト0―10阪神(12日・神宮)

 阪神・藤川監督が打線を大幅に改造して、10安打10得点の快勝に導いた。プロ初2番・森下、3番・佐藤、4番・大山、4年ぶりに中野を5番に据えた仰天オーダー。

「選手頼みにならないように。状態もあるし、いろんなケースを想定して」。昨季リーグVの原動力になった2~5番の不動の並びにメスを入れた。

 初回に故障離脱した近本の穴を埋める1番・高寺が左中間へプロ初先頭打者アーチを放つと、佐藤が投手強襲安打。体調面を考慮され、3戦ぶりに先発復帰した大山は中越え適時二塁打だ。9回には森下の中堅へのプロ初満弾。球団4人目の新人から4年連続2ケタ本塁打でダメを押した。

 チームは球団ワーストタイの5試合連続2ケタ三振も、2年目・嶋村の球団7年ぶり代打プロ初本塁打まで飛び出した。「どんな選手が入ってもチームとして機能するような形を」と指揮官。ヤクルトとの直接対決を制し、5日ぶりに首位に浮上した。(小松 真也)

 《記録メモ》▼…阪神は6日の中日戦からの三振が17→16→12→11→10で5試合連続10三振以上。連続試合2ケタ三振のプロ野球記録は4チームが記録した6試合だが、阪神では14年8月、15年6月に喫した5試合連続に並ぶ3度目の球団タイ記録。

 ▼…5試合で66三振。5試合計の最多三振は、ロッテが06年8月23~27日69三振。同年8月24~29日が66三振で阪神はこれに並び2番目だが、阪神は延長戦なしの記録。06年のロッテは延長が3試合あり、9回試合では20年7月28日から8月1日に65三振の西武を上回り最多になる。

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