◆第21回ヴィクトリアマイル・G1(5月17日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=5月13日、栗東トレセン

 秋華賞2着など牝馬3冠皆勤のエリカエクスプレス(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)は、武豊騎手=栗東・フリー=が手綱を執り坂路を53秒7―12秒1とシャープな走り。09年ウオッカ以来、当レース2勝目を目指す鞍上。

追い切りへの騎乗後、栗東トレセンで行った共同会見は以下の通り。

 ―前走の中山牝馬S4着を振り返って。

「レース前、いつものようにイレ込んでいて、レースはスタンド前からのスタートで、2コーナーくらいまで折り合いを欠く感じだったんですけど、向こう正面入ってからいい感じで折り合えたので、そこは良かった。ただ手応えほど最後伸び切れなかったので、少し前半のロスが響いたかな、という感じです」

 ―逃げではなく好位からの競馬。収穫は

「先行馬が揃っていたメンバーだったので、できれば競馬の幅も広げたいなというのも(あった)。我慢できれば2、3番手だと思っていたので、そこは経験できて良かったと思いますね」

 ―レーススタイルの幅は広がった。

「1コーナー、2コーナーとあれだけエキサイトしたので、最初からリラックスできれば最後の伸びが違ったかなと思いますね」

 ―調教の動きは。

「状態は変わらず良いと聞いていたので、今日は単走、馬なりで、坂路でサッとやる感じでという指示だった。馬の方は以前よりは少し落ち着きが出てきたのかな。朝の調教はですけどね。ただ競馬場に行くとテンションが上がる馬なので、そこは気を付けて乗りたいですね」

 ―過去の調教と比べて。

「数字(時計)は軽い馬なりなので、それほど変わらないと思うんですけど、キャンターに下ろすまでの常歩(なみあし)とかが、ゆったり歩けていたのが良かったですね」 

 ―この馬の強みは。

「いいスピード持っていますし、昨年、秋華賞から乗せていただいたんですけど、秋華賞でもいいレースができたので、ポテンシャルは高いなと思います」

 ―成長している部分は。

「大きく変わった感じは前走それほどなかったですけど、今回は1600メートルになるのでそこがいい方に出てくれたら楽しみかなと思っていますね」

 ―1ハロン短縮はいいイメージ。

「そうですね。そのほうがいいんじゃないかなと。期待を込めてですけどね。重賞(フェアリーS)を勝ったのも1600メートルですし、いい方に出てくれれば楽しみかなと思います」

 ―メンタルの成長は。

「栗東だと割と落ち着いているんですけどね。競馬場へ行って、前回もテンションが上がりましたから。そこが今回の東京競馬場でね。気温も暑そうですし、気になるところですね」

 ―東京コースは。

「僕はまだ乗っていないですけど、普段の走りも若干左に流れる時があるので、もしかしたらそれがいい方に出るかなと思っています」

―レースプランは。

「スピードを生かす形が良いかなと思っていますけど、なかなか東京マイルのG1で逃げ切るとか、先行押し切るっていうのは難しい舞台ですけど、この馬に合ったレースをしたいですね」

 ―逃げるか控えるかは当日次第か。

「もちろんそうですね。他の馬との兼ね合いもあるし、枠順もあるし。馬場状態とかね。スタートの速さとか、いろいろ考えて乗りたいですね」

 ―意気込みを。

「この馬にとってすごくいい舞台だと思うので、精いっぱい頑張りたいです」

編集部おすすめ