◆第33回平安S・G3(5月23日、京都競馬場・ダート1900メートル)

 幅広い世代の馬が激突する一戦で、昨年のジャパンダートクラシックの覇者ナルカミなど4歳勢に目がいきがちだが、ここは実績上位のベテランを評価したい。24年のマーチSを制しているヴァルツァーシャル(牡7歳、美浦・高木登厩舎、父マクフィ)は、7歳を迎えても衰え知らずで期待したい。

 その重賞勝利以来、白星から遠ざかってはいるものの、前走のマーチSも悲観する内容ではなかった。1、2着馬が内でロスなく立ち回って粘った展開で、3コーナー手前から外、外を回しながら、長く脚を使って4着まで追い上げた脚は評価できる。2走前のポルックスSでも斤量60キロを背負って0秒1差2着と地力を示しており、流れひとつで今回もチャンスは大きいとみる。

 気になる状態面も前走後に放牧を挟んで、フレッシュな雰囲気がいい。宗方助手は「マーチSの後はひと息入れてからつくり直して、調子は高いレベルで安定していると思います」と好感触。4歳勢が人気を集めそうなら、馬券的な妙味も魅力だ。

(坂本 達洋)

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