◆明治安田J1百年構想リーグ▽第18節 柏4―2千葉(23日・三協F柏)

 J1千葉は23日、アウェーで柏と対戦し、2―4で敗れた。これで東地区10位で地域リーグラウンド全日程を終了し、30日にアウェーで福岡とのプレーオフラウンド第1戦を戦う。

 DF高橋壱晟が後半40分に今季初ゴールを決めた。「最終節でダービーというところで、絶対に勝ちたいと思って臨んだ試合。悔しい結果だった。(ゴールには)エドゥアルドと立ち位置を変えながらプレーしてて、チャンスがあったらと思ってたので、うまくミートできました。なかなかシュートまで行くシーンがなかったので、その一本を上手く決めれてよかった」とJ1公式戦初ゴールを振り返った。

 チームは地域リーグラウンドで東地区の最下位に終わった。高橋は「今回は降格を避けることを考えずに真っ向から挑む、自分たちの力のまま挑んだシーズンだった。それがしっかり力の差が出たかなと思ってます」と総括した。

 クラブはシーズン移行のタイミングを鑑(かんが)みて、百年構想リーグは現有戦力を中心とした戦いを選択した。他クラブからの新加入選手は3人にとどめ、J1初経験の選手が大半を占めた。高橋もプロ10年目でJ1初挑戦。この最下位は経験の浅い選手たちが、折れずに真っ向勝負を貫き続けた証しともいえる。

「目の前の試合に勝つ負けるだけを考えて、現実的なサッカーをしていたら成長はない。降格がないシーズンというのを有効活用してチャレンジし続ける半年間だったと思うので、できること、できないことをしっかり見極められたのはすごい良かったと思っている」と前を向く。

 夏以降の新シーズンは再び昇降格がかかる。高橋は主導権を握る重要性を強調し「夏からは降格もかかってくるので、現実的な戦い方をしなくてはならない機会も増えると思っている。それでも力をつければ、今のやり方でもやれる。悔しい思いがないと人は強くなれないと思う。強くならなくてはいけないし、強いチームが正義と言われる世界なので、そこを目指さなきゃいけない」と力をこめた。

 「今持ってる自分たちの力で戦ったので、とても濃い時間だったと思う。勝てなくて苦しい時間ばっかりだったが、それを糧にして進みたい」。プレーオフラウンド、その先の新シーズンでの成功へ。千葉を引っ張る伝統の背番号2がチームを勝利へ導く。(綾部 健真)

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