◆JERAセ・リーグ 巨人3―6阪神(24日・東京ドーム)

 巨人が阪神に主導権を握れずに力負けし、今季初の同一カード3連敗&対戦5連敗を喫した。先発のドラフト1位左腕・竹丸和幸(24)が虎のドラ1・立石にプロ初アーチを許すなど、6回8安打4失点で3敗目。

7連勝の後、今季ワーストの4連敗で貯金は2となり、首位の虎とは4・5差と、しっぽが遠のいた。試合後、阿部監督は野手陣とともに緊急ミーティングを開き、26日から始まる交流戦で、巻き返しを期した。

 黄色に染まる歓喜の左翼席を目に焼きつけた。阪神に圧倒された。悔しいが、これが現実だ。阿部監督は完敗を認めた。「力の差を見せつけられた3連戦で。ファンの人に申し訳ない。それだけですね」。今季初の同一カード3連敗。計27イニング、一度もリードした回がなく惨敗した。

 前日23日に完封負けの打線は丸を今季2度目の1番起用。

キャベッジを今季初の3番に入れて4番のダルベックと並べたが機能しなかった。先発・竹丸を援護できず重苦しい展開になった。3点を追う5回の攻撃前にベンチ前で円陣を組み、0―4の6回無死満塁から2番・浦田の犠飛で1得点も両外国人が連続三振。7回に吉川が2ランも、才木に7回途中3失点で巨人戦9連勝を許した。

 9勝10敗の5月は19試合で53得点。1試合平均2・8得点と得点力不足に苦しむ。序盤の3回まで無得点が12試合あり、先制されると1勝10敗。先制すると8戦全勝と傾向が顕著に出ている。投手陣の踏ん張りもあって6試合連続2点差以内での勝利を含む7連勝はしたが、打線のエンジンのかかりが遅く、主導権を握った展開に持ち込めない。先発投手にとっても、リードがあれば大胆な投球を、と考えることもできるだろうが、援護が少なく、常に重圧と闘う中での投球になってしまっているのが現状だ。

 試合後には阿部監督、打撃コーチ、野手陣でミーティングを行った。橋上オフェンスチーフコーチは「交流戦に向けて監督から、もう1回引き締め直して頑張っていこうということを言っていただいた。

普段戦わないチームと戦うので、あまり慎重になりすぎてもいけない、ある程度思い切り行くところは行こうという話はしていただいた」と明かした。全員で切り替えた。

 相手の1番、ドラ1ルーキー・立石にはこの日のプロ初本塁打を含めて3連戦で計14打数7安打と打たれた。7連勝後に4連敗となったが、貯金は2残っている。首位・阪神と4・5差のリーグ3位で交流戦に突入する。26日のソフトバンク戦(東京D)から3週連続6連戦。心機一転、出直すしかない。(片岡 優帆)

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