◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人5―1ソフトバンク(27日・東京ドーム)

 磨き上げられた一打だった。坂本の詰まった当たりは、中前にポトリと落ちた。

「当たりはよくなかったですけど、ヒットになったのでよかったです」。0―1の3回無死一、二塁から無死満塁へと好機を広げた。そこから押し出しと4連打で一挙5点。4月25日のDeNA戦(横浜)の3回以来、今季最多タイの1イニング5点とビッグイニングを演出した。

 24年8月14日の阪神戦(東京D)以来、約2年ぶりの3番での先発出場。「久しぶりにあのテンポで野球やったなって感じがしました」とニッコリ。そして坂本の1学年下の丸も勢いに乗った。3―1と勝ち越した3回1死一、三塁では2番手・上茶谷のフォークを捉える右前適時打でさらに1点を加えた。平均年齢32歳の思い切ったオーダーに「今日はわりかしおじさんが出ているな」と感じつつも「若手だからとか、ベテランだからとか、そういうのはあんまり意識はしていない。出るからにはやれることを」。好球必打で勝利に貢献した。

 この日は昨年8月12日の中日戦(東京D)以来、坂本と丸が同時にスタメンに名を連ねた。

坂本、丸ともに打率は1割台。ともに本調子ではなく代打での出場が続いていたが、勝負強さはやはりピカイチだ。阿部前監督の現役時代から長年にわたってともに巨人を背負ってきた坂本は「与えられたところで。勝てるように1試合1試合やっていきます」。真価が問われるチームの窮地を、全員の力で乗り越える。(臼井 恭香)

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