厚生労働省特別健康対策監を務める歌手で俳優の杉良太郎(81)が29日、東京・江東区の深川江戸資料館小劇場で、席亭を務める「第六回 杉友(さんゆう)寄席」を開催した。

 「杉友寄席」は、杉が二ツ目の落語家を応援しようと、1981年に自宅を開放して実施。

同寄席で鍛錬した落語家・吉原朝馬(77)の協力で2023年に復活した。この日は朝馬が司会を務め、柳家さん喬(77)ら5人の噺(はなし)家が落語を披露した。

 杉は、寄席を始めた当時40~50人の客席に17代目中村勘三郎さんや江利チエミさんがいたことを振り返り「昔の二ツ目は実力があって、とにかく一生懸命だから人の心を打つ」と回想。今回高座に上がった5人の実力を認めた上で「芸で人をうならせてほしい」とさらなる活躍を願った。

 今月にスタートさせたハンセン病療養所の全国慰問に続き、来月1日から警察庁特別防犯対策監の活動で小笠原諸島へ足を運ぶ。「たとえこの身がどうなろうと(行く)。自分のためには生きない。人のために生きる。賞はいらない、金もいらない。いるのは、一人でも多くの理解者」と啓発へ意欲十分だ。

 8月で82歳になるが、観客に向けて「健康は銭金で買えない」とキッパリ。「ここまで生きてきて変な病気にやられないように、今日のように笑えるような機会を作りますので、また呼びかけに応じて来てください」と語り、大きな拍手を浴びた。

 杉の妻で、厚労省「知って、肝炎プロジェクト」の肝炎対策特別大使を務める伍代夏子(64)もあいさつ。「握力が強いとボケない、と言われていて、健康に向き合う身近なバロメーターになる」と説明。観客に会場ロビーでの握力測定を呼びかけた。

 〇…この日は厚労省「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターの女優・常盤貴子(54)がゲストで初参加。自身の健康法について「とにかく睡眠を長くとっています。寝れば何とかなる」とし、自宅の柱に手をかけて伸ばすストレッチを習慣化していると明かした。寄席を堪能し「最高でした。私のような落語初心者にとっては江戸の文化を知ることができるし、人情も共有することができる」と感動していた。

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