◆テニス ▽全仏オープン第6日(29日、フランス・パリ)

 男子シングルス3回戦で、3度の優勝を誇る世界ランキング4位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が大逆転負けを喫した。19歳で同30位のジョアン・フォンセカ(ブラジル)に6-4、6-4、3-6、5-7、5-7で敗れ、男女を通じて単独最多となる25度目の4大大会優勝を逃した。

ジョコビッチが全仏で4回戦に進めなかったのは、2009年以来17年ぶりのこと。

 順当に2セットを先取しながら、ジョコビッチは第3セットに入ると、しきりに右手首を気にし始めた。けがの影響で、3月の米インディアンウエルスの大会を最後に戦線離脱。全仏前哨戦の5月のイタリア国際で復帰したが、初戦で敗退した。今季、クレー(赤土)での実戦は、その1試合だけ。「今大会の3回戦までの3試合で、3か月も大会を戦った気がした。ただガス欠状態だった」。

 第3セット以降は、フォアハンドを中心に攻めてくる19歳の前に、世界に君臨した鉄壁の防御も、ほころびを見せた。「とにかく相手が見事だった。勝利に値するプレーだった。自分は、最後は立っているのがやっとだった」と、体力負けを認めた。

 今大会の男子シングルスは、3連覇を狙った同2位のアルカラス(スペイン)がけがで欠場。

昨年の全豪覇者で、生涯4大大会全制覇に挑んだ世界王者のシナー(イタリア)は2回戦で敗退。そして、この日、ジョコビッチが敗れるなど、波乱が続いている。

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