◆第93回日本ダービー・G1(5月31日、東京競馬場・芝2400メートル、良)

 23年生まれの3歳馬7944頭の頂上決戦が18頭で争われ、1番人気のロブチェン(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ワールドプレミア)が直線の競り合いを制し、皐月賞に続くクラシック2冠を飾った。松山弘平騎手はデビュー18年目で悲願のダービージョッキーとなった。

勝ちタイムは2分22秒7。入線後、松山弘平騎手は涙。インタビューでは「本当にまさか松山弘平がダービージョッキーになるなんて、本当に信じられない気持ちです」と言葉を発した。

 メンバー唯一のG1馬は強かった。ホープフルSを制したロブチェンは、今年初戦の共同通信杯こそ3着に敗れるも、皐月賞では鮮やかな逃走劇でコースレコードV。勝利がない東京コース、未経験の2400メートルも問題なく、G1・2勝馬の実力を見せつけた。過去8頭しかいない3冠など夢が広がる1勝となった。

 皐月賞と日本ダービーを制して2冠馬となったのは、2020年のコントレイル以来25頭目。管理する杉山晴紀調教師は延べ4頭目の出走で初勝利。松山騎手は11度目の騎乗で初勝利となった。ワールドプレミア産駒は初出走で初勝利。新種牡馬産駒によるダービー制覇は、23年のタスティエーラ(サトノクラウン産駒)以来3年ぶり9頭目となった。

 4番人気のパントルナイーフ(クリストフ・ルメール騎手)が2着、11番人気バステール(川田将雅騎手)が3着だった。

 

 松山弘平騎手(ロブチェン=1着)「本当にまさか松山弘平がダービージョッキーになるなんて、本当に信じられない気持ちですし、こうして支えてくださった方々、そしてきょうロブチェンと僕を応援して下さった方々に心から感謝していますし、『おめでとう』と逆に言いたいですね。

(ダービージョッキーになった景色は)自分でも思ってなかったんですけど、ビックリしました。帰ってくる時、自然と涙がこみ上げてきて、悲しい時に涙出るんですけど、僕はうれしい時になかなか涙が出ないタイプなんですけど、自然とあふれてしまうようなところがきょうはありました。

(ロブチェンの強さ)スタートは五分に出てくれたんですけど、17番という厳しい枠ながらしっかり中団ぐらいで脚をためることができて、最後はしっかりした末脚で伸びてくれて、自在のところを発揮してくれて。レースプランとしてはもう少し前で流れに乗りたいっていう気持ちはあったんですけど、17番のぶん、ポジション的には思ったよりは後ろになったんですけど、しっかり切り替えて最後は脚を使えると信じて騎乗させていただきました。最後、着差はわずかでしたが、勝ち取ってくれたのはロブチェンの強さだなと思います。

(2冠達成)正直、プレッシャーもありましたし、こうして強いロブチェンを見せられてホッとしていますし、とにかく無事にいって欲しいなと。きょうも暑かったですし、疲れもあると思う。これで終わりじゃないので次に向けて一緒にしっかり頑張って行きたいな、と思います。

(ファンに向けて)まだまだここからだと思いますので、これを機に一緒に頑張っていきたいです。応援よろしくお願いします。

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