第108回全国高校野球選手権大会は20日に準決勝2試合が行われる。夏初の4強入りを果たした健大高崎(群馬)は休養日の19日、準決勝の天理戦に向け、兵庫・西宮市内のグラウンドで約2時間の練習を行った。

 18日の準々決勝・有明(熊本)戦で延長10回を110球で完封した右腕・石垣聡志投手(2年)は「昨日はゼロで抑えて勝ったので、次も勝てるように準備をしました」と次戦を見据えた。

 延長10回を投げ抜いた投手戦から一夜、「夜の試合で、なかなか試合の記憶が抜けることがなかったが、しっかり体を休めることができた」と振り返った。疲労については「結構、肩、肘の張りは出ているけど、嫌な張りではない」と説明。「明日投げる場面があっても、しっかり準備していけると思う」と連投も辞さない構えを示した。

 有明戦では再三走者を背負いながら、本塁は踏ませない熱投。相手アルプスの大声援にも「もともと相手の雰囲気、流れになるというのは想定していた。そこまで焦って自分のプレーができないということはなかった」と冷静さを失わず、無死一、二塁から始まった延長10回のタイブレークでも動じなかった。「もし点を取られても、野手陣が打ち返してくれるという信頼があったので、自分は思い切ってゾーンで勝負できた」。仲間への信頼を胸に最後まで「0」を並べ、その裏のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 夏は初めてたどり着いた4強の舞台。「一戦一戦、あと2つ勝っていけるように」。歴史を塗り替えた2年生右腕は、さらにその先を見据えた。

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