◆第108回全国高校野球選手権大会最終日 ▽決勝 智弁和歌山4―3健大高崎(22日・甲子園

 智弁和歌山が健大高崎(群馬)に勝利し、2021年以来5年ぶり4度目の優勝を成し遂げた。

 まずは2回。

7番・川原一将と8番・山下晃平の連続長打で先制した。川原は1死から右中間に運び、好走塁で二塁へ。続く8番山下が中越えへ三塁打を放ち、先制に成功した。さらに2死三塁から1番・長友悠成が右翼へ適時二塁打。上位下位関係ないド迫力の打撃に、甲子園がどよめいた。今大会5戦わずか2失点、1試合でも最多1失点しかしていない健大高崎から、序盤に早くも2点を奪った。

 先発した2年生右腕の長井心海は5回を投げ、4安打1失点の好投。6回からは3年生エース右腕の和気匠太がマウンドに立った。8回に逆転2ランを浴びたが、その裏に川原一将遊撃手の執念のスクイズで同点とし、さらに相手バッテリーミスで逆転に成功した。

 智弁和歌山の川原一将内野手(3年)、清水大夢内野手(3年)は「父子二代優勝」を達成。川原の父・一剛さんは1994年春に智弁和歌山の二塁手で優勝。清水の父・昭秀さんも1997年夏に4番・遊撃手兼投手で、中谷監督(5番・捕手・主将)と一緒に全国制覇していた。

甲子園での父子二代優勝は、清原和博(PL学園)・勝児(慶応)父子だけ。史上2例目の偉業となった。

 試合後、川原の父・一剛さんは「努力のたまものですよね。息子というよりチーム全員で勝った大会ですよね」と感無量でコメント。愛息がスクイズを決めた場面に触れ、「小さい時からジョックロックを流しながらよう練習してたの」と明かした。智弁和歌山アルプスが奏でる「魔曲」として知られる「ジョックロック」にまつわる幼少期のエピソードを懐かしそうに話し、「僕も社会人野球とかやってましたけど、甲子園は特別なもの。そこでナンバーワンになるのは最高やと思います」と一将に拍手をおくった。

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