今やアーセナルの顔とも言えるサカ photo/Getty Images
人種差別の意図はなかったと主張も
近年、日本で問題となっているSNS上での誹謗中傷。これは日本だけにとどまらず、世界共通の問題か。
英紙『THE Sun』が11日、「ブカヨ・サカに対してオンライン上で人種差別的な暴言を浴びせた法科学生が、懲役刑に直面している」と報道した。
ことの発端は昨年5月20日までさかのぼる。この日行われたプレミアリーグ第37節で、ノッティンガム・フォレストに敗れたアーセナル。フォレストを1部に残留させるとともに、ライバルであるマンチェスター・シティに優勝の座を明け渡すこととなってしまった。
この結果に対して、ファンが怒りや不満を募らせるのはもちろん理解できる。ただ、SNS上で行き過ぎた発言をしてしまったのが、アーセナルファンの20歳の法科学生だった。同紙によると、この法科学生は『X』へ音声メッセージを投稿した。その中で、アーセナルのサカに対して「クソ黒人」や「お前は猿だ。クソ猿だ」といった人種差別的発言をしていた模様。“Nワード”や“Fワード”を浴びせた結果、裁判沙汰にまで発展してしまったという。
この法科学生は投稿に関する事実を認める一方で、人種差別の意図はなかったと主張。彼の弁護士も「彼はサカと同様にナイジェリアにルーツを持つ。
現在、この判決は保留中。ちょっとした発言が今後の人生を大きく狂わせてしまうかもしれない。