セリエAに激震…… 審判委員長ロッキ氏に「インテル有利」疑惑...の画像はこちら >>

捜査対象となったロッキ氏 Photo/Getty Images

暗雲に包まれたイタリアサッカー界

イタリアサッカー界を揺るがす巨大スキャンダルが勃発した。

セリエAとBの審判任命責任者を務めるジャンルカ・ロッキ氏が、スポーツ詐欺共謀の疑いでミラノ検察の捜査対象となったのだ。

検察側は、ビデオ・アシスタント・レフェリーの違法な介入や、特定のクラブに有利な審判を意図的に送り込んだ疑いを持たれている。

疑惑の中心にあるのは、名門インテルに対する「えこひいき」だ。ロッキ氏は、2025年4月のボローニャ対インテル戦において、インテル側に有利とされる主審を任命した疑いがある。さらに、コッパ・イタリア準決勝のミラノダービーでも、インテルが勝ち上がった際に有利に働くような審判選定を行ったとされている。検察はすでに、2025年3月のウディネーゼ対パルマ戦などで不正が行われたことを裏付ける映像や音声データを入手しており、包囲網は確実に狭まっているようだ。

この事態を受け、ロッキ氏は即時の停職処分を受け入れている。声明では「法的手続きを適切に進めるための苦渋の決断」としつつも、潔白を証明して復帰する意欲を見せている。現時点でインテルなど関係クラブ自体は捜査対象になっていないが、過去2シーズンにわたる計5試合が精査されており、もし組織的な不正が認められれば、リーグ全体の順位やタイトルの正当性が根底から覆る可能性もあるという。

W杯予選敗退などピッチ上でも結果を残せないシーズンとなったが、ピッチ外でも問題が浮上している。この事案の行方は、イタリアサッカーの今後に影響を及ぼす可能性がある。

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