「ミトマがいなくても恐ろしい……」韓国メディアも評価する日本...の画像はこちら >>

選手層が厚い日本代表 photo/Getty Images

環境の変化と欧州組の増加

先週15日、日本サッカー協会(JFA)はワールドカップに臨む日本代表のメンバーを発表した。久保建英堂安律らが名を連ねた一方で、三笘薫や南野拓実が怪我のため選外となった。



特に三笘の選外は世界でもニュースになった。エースとしてこれまでチームを牽引してきた選手の不在は正直痛いところだが、韓国メディア『Starnews』はそんな三笘がいなくとも日本代表の強さを評価。「ミトマがいなくても恐ろしい日本サッカーの力」と題し、日本サッカーについて次のように説明している。

「日本サッカーは伝統的に選手の平均体格が小さく、パワーが弱かった。 これを克服するため、フィジカルと運動量を武器に縦に速いサッカーの代わりに、正確で速いパス回しのスタイルを追求した。パスの技術が高度に洗練され、日本は世界の強豪国との試合で番狂わせを起こしてきた。しかしそれだけで世界の壁を越えるには限界があった」

「2018年ロシアワールドカップのベルギー戦では、フィジカルと高さを押し出したベルギーの波状攻勢に巻き込まれ、途中まで2点リードしていたが2-3で逆転負けした。ワールドカップで勝ち進むには相手選手とのフィジカルコンタクトを恐れない闘争心と、それに耐えられる体力・身体づくりが絶対に必要だと痛感した。この時から日本は選手たちの欧州進出を積極的に奨励。単に欧州サッカーを学ぶのではなく、フィジカルに優れた選手らと日頃から身体をぶつけ合って競争する環境が必要だった」

またここ数年で欧州でプレイする日本人選手が増えたことも言及。「2017-18シーズンに欧州でプレイする日本人は40人に満たなかったが、今季は100人を超えた。その背景として攻守両面でチームのために献身的にプレイする姿勢が挙げられており、移籍金も安いことから比較的安価に獲得できる戦力として評価されている。
日本サッカー協会(JFA)の方針も大きく、年代別代表の選手たちはいきなり5大リーグへ挑戦するのではなく、まずは中小規模の欧州リーグで出場機会を確保し、そこで経験を積んでからステップアップする流れが確立された。その割合は約60%に達していたとされ、こうして彼らは世界の強豪選手たちとの対戦を通じて成長していった。その結果、日本代表は一部の中心選手が欠けても戦力が大きく落ちない、層の厚いチームへと変化していった」とも説明している。

今回のワールドカップのメンバーを見るに、26人中23人が欧州クラブに所属。5大リーグや、オランダ・エールディビジなどでプレイする選手、前回大会を経験している選手も多く、選手層の厚さは歴代でもトップクラスとも言える。同メディアはその層の厚さを評価し「これこそ、日本の『ゲームチェンジャー』は特定の個人ではなく、チーム全体という話が出てくる理由だ」と結論付けている。

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