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靴下を履いたような模様を持つ猫のことを靴下猫といいます。猫好きの人なら一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか?
具体的にいえば足先から脚の真ん中辺りまでが白くなっている猫のことで、まさに靴下を履いたような姿です。
そんな可愛いと大人気の靴下猫!生まれる理由や種類、靴下猫が欲しい場合についてまとめてみました。
靴下猫とは?どんな種類や模様があるの?
靴下猫は冒頭に書いたように靴下を履いたような模様を持つ猫です。名前もそのまま見た目から取られています。
そのルーツはイエネコが生まれた時代からと考えられており、だいたい紀元前9,500年から前4,000年の間です。
まず、イエネコの祖先であるヤマネコは全身に模様があり、靴下模様は見られません。キジトラ模様がメインです。
そのため、ヤマネコが家畜化されイエネコになった時点から靴下猫が誕生したといわれています。色々な交配を辿り、カラフルな模様を得て靴下猫が生まれたということですね♪
それでは、その靴下猫について写真でみていきましょう。靴下といっても色々な種類があるので、そちらも一緒にどうぞ!
足袋タイプ
まずは最も有名な足袋猫から。見てもらえれれば一発で分かると思うのですが、まさに足袋を履いたように足先だけ白い猫です。種類としては良く見かけるタイプですよね!
前足だけが足袋猫になっているバージョンと後ろ足も足袋になっているバージョンがあります。どちらも可愛いですね♪
ソックスタイプ
こちらも良くみかけるタイプのソックスタイプです。靴下猫といえばこちらを思い出す人もいるのではないでしょうか?
脚の真ん中辺りまでが白くなっておりまさに靴下を履いたような模様です。足袋タイプと同様に前足のみや後ろ足のみのタイプが存在しています。
ハイソックスタイプ
前腕と上腕の間の関節くらいまで白いのがハイソックスタイプです。写真をみてもらえれば分かりますが、ソックスタイプより白い部分が上まできています。
あまりレアな模様ではないので、見たことがある!という人も多いのではないでしょうか?
指だけ靴下タイプ
これはもう靴下とは呼べないかもしれませんね!指先だけに色がついているタイプで、見ようによっては指だしグローブともいえるかもしれません。
こういった模様は猫それぞれの遺伝子が関係しているので、バリエーションが多いのが面白いですよね!
穴あき靴下タイプ
人間だったら恥かしくて赤面してしまう、穴あき靴下でも猫なら可愛いポイントになります。というより逆にオシャレに見えるのではないでしょうか?
穴あき靴下猫には色々なバリエーションがあり、膝部分だけ破れているタイプなんかもあります。どれも可愛いので、「穴あき靴下 猫」などでぜひ検索してみてください!
ニーハイタイプ
ソックスタイプをさらに伸ばし、ハイソックスタイプを超えているのがニーハイタイプです。太ももの真ん中あたりまで白い模様が伸びておりニーハイそのままですね!
写真のように後ろ足のみに出ることが多く、四肢全てがニーハイになるのはかなりレア。飼っている人は自慢してもいいと思います!
ミックスタイプ
靴下の長さが左右違うのがミックスタイプです。アシンメトリーな模様でオシャレに気を使っている感がありますよね♪
靴下猫といわれてイメージするのは、これまでの写真の様に左右対称の猫が多いと思います。しかし、出現具合としてはこのミックスタイプが一番多く最も見かけるものです。
黒靴下?タイプ(ポインテッド)
靴下猫というのは一般的に白い靴下を履いたように見える猫をさします。それでは、ほかの色の靴下を履いている猫はいないのでしょうか?
実は白靴下以外も存在しており、ポインテッド(シールポイント)と呼ばれる模様がそれに当たります。
体の先端部分(鼻や耳、尻尾、足先)の色が濃くなる模様で、シャム猫やヒマラヤンなどが有名です。
ただし、これはあくまでポイントカラーの猫で靴下猫とは違います。良く似ているが別物ということですね!
ボーダーソックス?タイプ(リンクスポイント)
靴下猫は単色だけではありません。まるでボーダーソックスのように縞模様の猫だって存在しているんです。
これはリンクスポイントという模様の猫で、体の先端部分が縞々になるためボーダーソックスを履いているように見えます。バリニーズなどが有名ですね!
こちらもあくまでポイントカラーの猫です。厳密には靴下猫とは違いますが、靴下を履いているようには見えるのはやっぱり可愛いです♡
靴下猫の靴下がみ~んな白色な理由とは?
ここまでの写真を見ていただければわかるように、ポイント模様を除けば靴下猫の靴下は全てが白色です。
その理由は猫の色素が、脊髄で作られた後に徐々に先端へ広がっていくからになります。
では、なぜ靴下猫が生まれるのでしょうか?猫をひっくり返してお腹を見たことがある人なら知っていると思うのですが、背中に比べて薄い色もしくは白色のお腹をしていますよね?
それは脊髄から出された色素がお腹まで届いていないからです。そして、それが足で起こった場合に靴下猫が生まれます。
また、逆に足先などの先端が濃い色をしているポイントカラーというものもいますが、それはそういった特殊な遺伝子を持っているからです。
なお、足先だけ色が付いている猫というのは存在しません。
ポインテッドカラーでも尻尾や顔に色が付くので、足だけ色が付いている猫がいるとするとそれは新種になります。
靴下猫はどの種類から生まれやすいの?購入方法は?
靴下猫が欲しい!どの種類なら生まれやすいの?と思っている人多いと思います。靴下猫ってかわいいですし、生まれやすい種類がわかれば手に入りやすくなりますもんね♪
では、実際にそんな種類があるのかといえば、残念ながら生まれやすい種類というのは存在していません。偶然生まれることに期待するしかないんです。
しかし、そこで諦めてはいけません!確実に靴下猫が生まれる種類なら存在しているんです。
その名前はスノーシューと言い、シャム猫とアメリカンショートヘアとの間に生まれた猫になります。
特徴は雪靴をはいたような白い足で、英語名はそのまま「snow shoe」。かなりレアな存在で手に入れるには海外のブリーダーに連絡をとる必要があります。
ただ、劣性遺伝子の塊といってもいい猫なので、運が良くても1年から2年以上待たなければなりません。その上生体代20万+輸入代になるのでかなりの高額になってしまいます。
それでもスノーシューが欲しい!という人は下記の特集記事を読んでみてください!
なお、種類に限らず靴下猫が欲しい場合にはペットショップやブリーダー、里親として手に入れることが可能です。
数としてはそこまで少なくないので、しっかり探せば必ず見つけることができますよ♪
【おまけ】国によって靴下猫の縁起の良し悪しが違う!?
日本では人気のある靴下猫ですが、海外ではどうなのでしょうか?
まず、イギリスでは幸運を呼ぶ猫として愛されています。元々猫に対する好感度が高いので、その影響かもしれませんね♪
次にお近くの国台湾ではどうなのかというと、実はあまり好まれていません!
日本と同様にお葬式で白い靴下を履く台湾では、靴下猫=お葬式=不吉というイメージがあるようです。
それでは日本ではどうなのかというと台湾と同様に不吉といわれがちです。理由も同様で白い靴下や足袋はお葬式の格好だかになります。
ただし、最近では見た目の可愛さから人気が出てきているので、いずれ悪評も消えていくのではないでしょうか?
靴下猫についてはいかがでしたでしょうか?一部を除けばどんな種族からでも生まれるので、手に入れるのはとても簡単。
里親募集などでも良く見かけるので、愛護するという形で手に入れるときっと猫も喜んでくれると思います。
とても可愛い靴下猫♡気に入った模様を見つけたら、ぜひ手にいれてください!恩返し猫とも言われるので、いいことが起こるかもしれませんよ♪