中国の首都北京市の交差点19カ所に人工知能(AI)搭載の信号機が設置された、と国営中央テレビ局(CCTV)が伝えた。渋滞緩和が狙いで、システム導入後、車両の速度が約21%高まり、渋滞指数は約19%下がった。

CCTVによると、北京市はスマート都市インフラとスマートコネクテッドカーの協同発展都市である「双智都市(デュアルスマートシティー)」の中国初の試行地。市当局は現在、「双智」都市4.0段階の建設を踏み込んで推進している。

特に道路の交差点が自動センシング能力とリアルタイム分析能力を備えるようになっており、信号機がますますスマートになっている。同市海淀区では昨年、スマート交通シーンの試験事業を始動し、今年に入って大規模展開を進めている。

海淀区のあるテクノロジー企業の大スクリーンには「双智」交通AIエージェントが交差点の信号機の待ち時間をリアルタイムで最適化している様子を表示。それを直観的に観察することができる。

「双智」都市スマート交通プラットフォームは3D空間軌道連続ステッチ技術が採用され、車両の軌道とホログラムの交差点を生成している。これらのホログラム映像・画像は実際の道路の状況や車両の要素をフルに再現。大規模AIモデルが交差点の交通量や車両の列の長さ、渋滞状況などをリアルタイムで分析した後、50秒以内に約200組の信号機の待ち時間調整案を生成することができる。

このスマート化されたAIシステムのおかげで、交差点の信号機は「考える」ことができるようになっている。信号機は実際の道路状況に合わせて、「青」の時間の長さを自動で調整することが可能だ。

例えば、交差点が混雑している時は「青」の時間が自動で1~15秒長くなる。

従来の信号機の時間設定は固定で、24時間変わらないため、車両はひたすら信号が変わるのを待つしかなかった。(編集/日向)

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