中国国家文物局は6月25日、北京市内で開催した「考古中国」重大プロジェクト重要作業進展会議で、浙江省舟山群島の塩業遺跡群、江蘇省東部沿海地域での塩業についての新発見、重慶市彭水中堡塩業遺跡、山東省渤海南岸での塩業についての研究の進展という4件の考古学研究の成果を発表しました。
浙江省舟山群島の塩業遺跡群では、約4800年前から2500年前までのさまざまな段階における製塩遺構が発見されました。
江蘇省東部沿海地域では、新石器時代後期から漢代(紀元前206-紀元220年)に至るまでの一連の塩業遺跡が発見され、同地域の製塩考古における時間と空間の空白を埋めました。この地域は、中国で初めて漢代の完全な製塩生産チェーンが明らかになり、漢代に設けられた海塩の生産拠点である塩涜県の位置も実証されました。
重慶市では近年、彭水ミャオ族トゥチャ族自治県の中堡塩業遺跡で戦国時代(紀元前5世紀-紀元前221年)から近現代に至る井戸塩生産に関連する遺構が発見され、中国での井戸塩における2000年以上にわたる発展と変遷の過程が完全に示されました。
山東省渤海南岸では、魏晋南北朝時代(220-589年)および金・元代(1115-1368年)の塩業遺構が初めて明らかにされ、同地域における製塩産業発展の時間と空間の枠組みが補完されました。また環渤海地域では、海岸近くの井戸で濃い塩水をくみ上げ、それを煮詰めて塩を得る「取鹵煎塩」と呼ばれる塩の生産方法が2000年以上にわたって継承されていたことが実証されました。(提供/CGTN Japanese)











