中国メディアの環球時報によると、仏AFP通信はこのほど、「中国のバーベキューアカデミーで未来の料理人らが新たなキャリアを始める」とする記事を掲載した。

記事は、自動車業界で10年間働いた後、新たなキャリアを始めるため中国南部の岳陽バーベキューアカデミーに入学した34歳のジャン・テンフェイさんが、妻と3人の子どもを養うため故郷の河南省で屋台を開く計画を立てていると伝えた。

そして、岳陽バーベキューアカデミーについて、1カ月コースの受講料は5800元(約13万8000円)で、受講生らは週6日、ナスや豚バラ肉などさまざまな食材の調理法に加え、厨房の運営や商品の販売促進、利益を上げるためのノウハウを学んでいると紹介した。

中国のバーベキューアカデミーで未来の料理人らが新たなキャリアを始める―仏メディア

記事によると、アカデミーの創設者の1人であるジアン・ズンフーさんは、今後5年間で1万人の「グリル・マスター」の養成を目指している。2期目となる6月開講のコースにはわずか45人の定員に対し4000人を超える応募が寄せられた。1期目の修了生らはすでに中国各地で屋台を開いたり、ベトナムで飲食店をオープンさせたりしている。ソーシャルメディアマーケティングの仕事を辞めて受講した24歳のシュー・シュウアイさんは修了後、ショート動画プラットフォームを活用して自身の飲食店を宣伝する計画を立てている。

中国のバーベキューアカデミーで未来の料理人らが新たなキャリアを始める―仏メディア

記事によると、午前の座学が終わると、午後にはプロの料理人による実技指導が行われる。受講生らの前で牛肉の塊を切り、調味液に浸し、串に刺す過程を実演した講師のルオ・ドゥオチョンさんは「バーベキューは、一度見ただけで誰でもできるものではない。食材をひっくり返す方法、味の均一さ、見た目の美しさのすべてが重要だ」と語る。卒業するには、専門の審査員の前での調理試験に合格しなければならない。しかし修了証を手に入れても成功は保証されていない。参入障壁が非常に低いため、激しい競争が待ち構えている。

記事は、飲食店経営者で同アカデミーの講師も務めるジュウ・ジーロンさんの話として「かつては良い立地さえ選べばなんとかなった。

しかし今では、マーケティングや経営、インターネット上での集客についても理解しなければならない」と伝えた。

記事によると、そうした厳しさはあるものの、ジャン・テンフェイさんは「何だかんだ言っても、食は生活の基本だから将来性は十分にあると感じている」と前向きな姿勢を崩していない。(翻訳・編集/柳川)

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