かつて静寂に包まれていた祭祀坑の遺構が、いま博物館の「トップスター」に――。三星堆の文化財はここ数年、考古学の専門分野を超え、広く一般の人々の注目を集めています。
地上2階建ての展示棟は延べ2万2000平方メートルの広さを誇り、約1500点の出土品が整然と陳列されています。来館者はここで、古蜀の歴史を物語る数々の遺構と出会えます。特に人々の足を止めさせているのが、デジタル技術を駆使して再現された考古学の発掘シーンです。
原寸大で復元された考古現場では、専用メガネなどの器具を使わず肉眼で立体的な映像や空間を認識できる技術が導入されています。これにより、青銅器や象牙といった貴重な文化財が地中から発掘されるまでの過程を、まるで目の前で見るように体験できます。
また、VR体験エリアでは専用デバイスを装着することで、来場者は一瞬にして三星堆の発掘現場にタイムスリップします。発掘調査用の保護シェルターや祭祀坑、文化財の修復作業室、象牙の専用倉庫などが精密に再現されており、文化財の細部をじっくりと観察できるだけでなく、出土の瞬間を自らの手で体感することも可能です。
さらに、三星堆の要素を取り入れたオリジナルのミュージアムグッズも、記念品やコレクションとして来館者に大人気です。今年の夏休みに入ってからの売上はすでに100万点近くに達しています。(提供/CGTN Japanese)











